「キマイラ」といえば夢枕獏の代表作であり、その身に幻獣を潜ませ、時に怪物化する大鳳吼と久鬼麗一を中心にした大河伝奇小説。
今から未完の長編シリーズに手をつけるなんて恐ろしく、その本編はまったく読んでいないのだけれど、脇役ながら特異なポジションを占める異能の格闘家・龍王院弘を主役にした読み切りの外伝なら良かろうと挑戦。
卑屈ないじめられっ子の少年に目を付けたのは、流浪の格闘家である宇名月典善。
ヤクザの銃弾すらモノともしない典善の技に魅入られた少年、龍王院弘は典善との旅の中で自らの異能を開花させていくが、典善は弘の修行を新たな段階に移らせるため、そして自分の過去に区切りを付けるため、自らと互角と認めた男との再戦に挑む。
怪物そのものは出てこないけれど、怪物としか言い様のない武闘家というか、格闘家たちの物語。
【キマイラ青龍変】【夢枕獏】【寺田克也】
今から未完の長編シリーズに手をつけるなんて恐ろしく、その本編はまったく読んでいないのだけれど、脇役ながら特異なポジションを占める異能の格闘家・龍王院弘を主役にした読み切りの外伝なら良かろうと挑戦。
卑屈ないじめられっ子の少年に目を付けたのは、流浪の格闘家である宇名月典善。
ヤクザの銃弾すらモノともしない典善の技に魅入られた少年、龍王院弘は典善との旅の中で自らの異能を開花させていくが、典善は弘の修行を新たな段階に移らせるため、そして自分の過去に区切りを付けるため、自らと互角と認めた男との再戦に挑む。
怪物そのものは出てこないけれど、怪物としか言い様のない武闘家というか、格闘家たちの物語。
【キマイラ青龍変】【夢枕獏】【寺田克也】