
陶原の母の言葉。
陶原健悟は平凡な高校生だが超健康優良児だ。
幼い頃から早寝早起き・正しい食生活に適切な運動と健康には常に気を配っていた。健康オタクである。
だが、彼の真の目的はただ1つ。自らの血を極上の甘露のごとくとし、その血でもって吸血鬼を思うがままに操ることであった……。
『隙間女(幅広)』が面白かったので、丸山英人作品を追いかけ中。
これもよくある、異類婚姻譚の亜流的な、異能のヒロインが主人公の家に押しかけるパターンかと思ったのだけれど、ちょっと違う。この「ちょっと」加減が好きだ。
誇り高い吸血鬼が欲望に負けて堕ち、また復活して、でもやっぱり……という屈辱的展開をほんわり描いている作品です。
【夜と血のカンケイ。】【丸山英人】【osa】【電撃文庫】【ちぐはぐラブコメ】【修行僧】【山科高校一悟りに近い男】【3回回ってワンと言え】