
ひっかけかー。
でも、本の裏には「セバスという執事」って書いてあるぞ。そもそも執事セバスチャンというものは、アニメ「アルプスの少女ハイジ」で使用人セバスチャンの存在が認知され、ゲーム「To Heart」で確立したようなもので、日本国内限定の、それもごく狭い範囲の約束ごとじゃないのかな。
貴族は憎まれるのが仕事だけれど、少々やり過ぎたらしく反乱が起きてしまい、貴族の娘であるリテトエト嬢も断崖から真っ逆さま。これで死んだと思いきや、無人島に流れ着いて住民に助けられてしまう。
住民はいるけど、人間はいない。そこは魔物ばかりの棲む島だった……。
帯とかあらすじで「家が没落」とか書いてあるけれど、住民が屋敷を焼き討ちして領主やその家族を皆殺しにするのは「没落」という言葉はちょっと違うと思う。
語り口や雰囲気は田中ロミオの『人類は衰退しました』に似てるかな。あそこでは語らないことであえて伝わりにくくしていたブラックな部分が、こちらではどーんと出てきていますが、そこは好き好き。
「プロの貴族に不可能はないのですよ」
特に負けることに関しては無敗だとリテトエト嬢。
「人生やりなおし」といっても異世界転生とか転移ではなく、漂着。魔物さんに頼まれて、魔物のまちづくりをサポートすることになった没落貴族の令嬢の奮闘記。もうちょい「まちづくり」に筆が割かれていると良かったけれど、島の危機とかその正体に比重を置いた分だけ、そちらは軽くなりました。
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