「僕は正義や理想の為じゃなくて、誰かの正義や誰かの理想に踏みにじられない力を手に入れる為に、ソフィアに行くんだ」
早乙女蒼生は最精鋭機動兵器部隊「ソフィア」からの勧誘を受け入れた。
資源を巡る争いで世界が荒廃して2世紀余り。地球は点在するポリスと呼ばれる自立型ドーム都市群と、各ポリスの利権調整と資源管理を担当する連盟によって統治されるようになっていた。そしてドームに住むことのできないものはドーム外に都市を建設していたが、オートンと呼ばれるそれは、ドームと比較すれば貧しく、テクノロジーレベルも劣っていた。
電力資源の獲得を狙う横浜ポリスの人型機動兵器に襲撃された小田原オートンの防衛にあたっていた新米ドウルマスター・早乙女蒼生は、敵に撃破される直前、サイキック能力者エクサーとして覚醒し……。
パイロットのサイキック能力で動かす機動兵器『タイタニック・ドウル』が主力兵器となった世界で少年少女たちが世界の運命を賭けて戦う冒険譚。
横浜と小田原が電力供給争奪戦してるとか琵琶湖の水利権争いがあったとかいうので、最初は『戦闘メカ ザブングル』みたいな荒廃した世界の戦いみたいな話になるかと思いきや、いきなり舞台は宇宙に移動。そして学園ものになるかと思いきや、宇宙海賊が襲撃してきたり悪の秘密結社が陰謀を画策していたりと二転三転。つまりは由緒正しき巨大ロボット小説。
このジャンルというと笹本祐一の『ARIEL』(1987)、千葉暁の『聖刻1092』(1988)、吉岡平の『鉄甲巨兵SOME‐LINE』(1989)、山田正紀の『機神兵団』(1990)、『フルメタル・パニック!』(1998)、朝倉サクヤの『物理の先生にあやまれっ!』(2011) 、八針来夏の『覇道鋼鉄テッカイオー』(2011) 、榊一郎の『アーク・ブラッド』(2012)とそれなりに名前の挙がるシリーズはあるし、『シュヴァルツェスマーケン』とか『斬魔大聖デモンベイン』とか『ガンパレード・マーチ』に『ジャイアント・ロボ』といったようにゲームやアニメを原作原案にしたノベライズも少なくないのだけれど、絶対数が少ないのでヒットしても「ロボットものが大人気」とはいかないし、逆に売れないと「ロボットものはウケない」みたいに思われがちのような気がします。これだけを見ても、「そこそこ人気」から「大ヒットしてアニメ化」「打ち切り」とさまざまなので、特に巨大ロボットがダメとは思わないけれど、巨大感を小説で表現するのは難しいかもしれませんね。
【ドウルマスターズ(1)】【佐島勤】【tarou2】【電撃文庫】【サイキック能力】【ボーイ・ミーツ・ガール】【イヤボーン】【人工天体都市】【寮生活】
早乙女蒼生は最精鋭機動兵器部隊「ソフィア」からの勧誘を受け入れた。
資源を巡る争いで世界が荒廃して2世紀余り。地球は点在するポリスと呼ばれる自立型ドーム都市群と、各ポリスの利権調整と資源管理を担当する連盟によって統治されるようになっていた。そしてドームに住むことのできないものはドーム外に都市を建設していたが、オートンと呼ばれるそれは、ドームと比較すれば貧しく、テクノロジーレベルも劣っていた。
電力資源の獲得を狙う横浜ポリスの人型機動兵器に襲撃された小田原オートンの防衛にあたっていた新米ドウルマスター・早乙女蒼生は、敵に撃破される直前、サイキック能力者エクサーとして覚醒し……。
パイロットのサイキック能力で動かす機動兵器『タイタニック・ドウル』が主力兵器となった世界で少年少女たちが世界の運命を賭けて戦う冒険譚。
横浜と小田原が電力供給争奪戦してるとか琵琶湖の水利権争いがあったとかいうので、最初は『戦闘メカ ザブングル』みたいな荒廃した世界の戦いみたいな話になるかと思いきや、いきなり舞台は宇宙に移動。そして学園ものになるかと思いきや、宇宙海賊が襲撃してきたり悪の秘密結社が陰謀を画策していたりと二転三転。つまりは由緒正しき巨大ロボット小説。
このジャンルというと笹本祐一の『ARIEL』(1987)、千葉暁の『聖刻1092』(1988)、吉岡平の『鉄甲巨兵SOME‐LINE』(1989)、山田正紀の『機神兵団』(1990)、『フルメタル・パニック!』(1998)、朝倉サクヤの『物理の先生にあやまれっ!』(2011) 、八針来夏の『覇道鋼鉄テッカイオー』(2011) 、榊一郎の『アーク・ブラッド』(2012)とそれなりに名前の挙がるシリーズはあるし、『シュヴァルツェスマーケン』とか『斬魔大聖デモンベイン』とか『ガンパレード・マーチ』に『ジャイアント・ロボ』といったようにゲームやアニメを原作原案にしたノベライズも少なくないのだけれど、絶対数が少ないのでヒットしても「ロボットものが大人気」とはいかないし、逆に売れないと「ロボットものはウケない」みたいに思われがちのような気がします。これだけを見ても、「そこそこ人気」から「大ヒットしてアニメ化」「打ち切り」とさまざまなので、特に巨大ロボットがダメとは思わないけれど、巨大感を小説で表現するのは難しいかもしれませんね。
【ドウルマスターズ(1)】【佐島勤】【tarou2】【電撃文庫】【サイキック能力】【ボーイ・ミーツ・ガール】【イヤボーン】【人工天体都市】【寮生活】