付け焼き刃の覚え書き

 本や映画についての感想とかゲームの覚え書きとかあれこれ。(無記名コメントはご遠慮ください)

「大魔王が倒せない1」 藤孝剛志

2015-04-17 | ヒロイックファンタジー・ハイファンタジー
「何してんの!」
「大魔王の股間を見ていた」


 ある日突然、大魔王がやってきた。10代そこそこの美少女にしか見えないけれど、大魔王だ。
 一応、この世界にも魔族がいて、その中でいちばんエライのを大魔王と呼んでいるけれど、彼女はその大魔王とは違うらしいし、何千年と生きた悪魔でもないらしい。
 とにかく名前を名乗るのも面倒くさいので、ただ大魔王とだけ自称しているのだが、とにかく、その名の通りに強かった……。

 ウェブ連載時と構成を変えて、第2章メインの1巻です。
 そのため大魔王様の死屍累々作成シーンはさっくり端折られ、謎の少年やゾンビやベアくまや魔女を中心に話が進むので、大魔王パエリア様はなんとなく街のあちこちで無銭飲食したりゴロ寝してばかりの印象。なろう版の手加減を知らない序盤の暴れっぷりは次巻以降に持ち越しということで残念です。あの大魔王様が手加減を覚えていくプロセスのギャップが容赦なくて好きなのに。
 ……ということで、今回は千の悪魔を従える者、大魔導師テオバルトとの対決まで。

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コメント
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