「学び舎というのは、どこも同じじゃな。上だと主張せねば己の価値を計れぬ凡人が涌きおる」アルカイト学園を訪れたミラは、そこでつまらない派閥争いに巻き込まれますが、召還術士の名誉のためにド正面から介入します。
行方不明の九賢者たちの行方を探し求めるミラたちだが、その手がかりとなる聖杯作成法解読の資料があるのは「愚者の脅威の部屋」の三層目。アルカイト学園専門学部校舎の地下深くの迷宮と化した資料庫の中だった……。
召喚した使い魔というには強力すぎる精霊や神話的生物たちに「父上……いつから母上になったので？」とか言われたり拗ねられたりすることもあるけれど、30年放置していてもちゃんと待っていてくれるのはありがたいことです。彼らは単なる使い魔というより親子みたいな関係なんですね。
そして前回端折られた気がする式神ニャン丸と精霊襲撃事件もさりげなく挿入。学園の学部対抗戦やら皇竜アイゼンファルドの飛翔やら、今回もにぎやかです。
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