クマハチがミラノに虐められていると思い込んでいるセレネ姫は、マリー姫を連れて故郷である東の島国に向かうクマハチに無理矢理同行。もっともクマハチを助けてフォローするためというより、東の国では新鮮なお刺身とウニが食べ放題だと考えたためなのだが……。中身おっさん姫がみんなの想像の斜め上を行く奇行に走り、それが勘違いコンボで結果的に聖女の深謀遠慮な善行と受けとめられていく物語。やっぱ人間、見た目なのかよ？ 可愛ければ正義。
本篇は前の３巻で一応の完結はしているけれど、ウェブ版から削除された東の国とか断髪エピソードとかサンタクロースとかの中短編で１冊できました。
でも、短編でも１話は１話なので、終わったら改ページして欲しかったと思いました。
【夜伽の国の月光姫４】【青野海鳥】【miyo.N】【TOブックス】【究極の勘違いファンタジー】
