「人一人がいくらいきがったところで、救えるものなど少ない。目に見える範囲で、己の分を超えぬ分だけ救う。矮小な人間には、それくらいしかできぬというのに」世界の全てを救おうなど神にでも成らなければ無理だと老賢者。
進化もすすんで楽勝ムードすらある、蜘蛛に転生した「私」。大迷宮で彼女の遭遇した人間から「迷宮の悪夢」と呼ばれる存在となっていた。
そして彼女はついに大迷宮の盟主・地龍アラバと対決する……。
人魔大戦とかの話を端折りながらサクサクと話が進みますが、このあたり改めて言及されることはあるのかな。かなり構成が立体的というか、蜘蛛視点と人間視点と魔族視点があり、これに神というか管理者視点とか過去とか未来とか時間的にも交錯しながらウェブ版は進んでいるので、書籍版の構成が気になります。
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