付け焼き刃の覚え書き

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「フューダル・ローヅ」 スターウェブ・ジャパン

2017-12-10 | 戦記・戦史・軍事
 フライングバッファロー社デザインで、日本版をスターウェブ・ジャパンが運営していた中世騎士の時代を舞台にした国盗りゲーム。
 自分がいちばんプレイしたのは「フューダル・ローヅ」。正確には「 FEUDAL LORDS and the Crown of England 」、「封建領主と英国王の王冠」。発音的には「フュードル ローズ」かもしれないけれど、スターウェブ・ジャパン的には「フューダル・ローヅ」。

 アーサー王の死後の9世紀イギリスを舞台にした戦国国盗りゲーム。プレイヤー15人で開始し、まずは、農民を増やして食料を増産し、その食料で軍を維持したり市民に売って軍資金としたり、家畜を飼育したりしてまずは国力アップ。農業基盤の経済なのだ。それ以外にも領地に山があれば鉱山がないか探査できるし、森があれば製材所を、海があれば漁村を設置したり船を建造して貿易に送り出したりできます。
 その領地経営ゲームの合間に、隣接する他の領地を時には攻め、時には攻められ、あるいは戦うことなく外交で他領の貴族を主君に抱いたり、臣下に持つことで自派の勢力を拡大していく、戦争と外交のゲームでもあります……っていうか、こちらが本分。そして最終的にPCとNPC合わせて23人以上の臣下を得た者が国王となってゲーム勝利というもの。

 こんなことをしながら勢力拡大していくわけですが、その間に税率上げすぎて商人が領地から逃げていったり、外国から放浪の騎士団が合流してきたりといろいろイベントが発生するわけです。
 雇用している騎士の中の1人はチャンピオン(英雄)と呼ばれ、戦争のない年(ターン)にはあちらこちら放浪して武者修行して勝手にレベル上げする奴でして、どこかで盗賊の財宝を手に入れて国庫を潤したかと思うと、ドラゴンに戦いを挑んで死んだりして、それを見守っているのも楽しかったし、交易に送り出した貿易船が莫大な財宝を運んできたかと思えば遭難したりの一喜一憂もあったね。
 でも、これらリアクションはすべて英文のアウトプット。しかも「Thy Marshal reporteth the following military activity:(爵が元帥、以下の如く軍事につき報ぜり)」と古英語を多用します。「日本語にもできますが、よりリアルに、そして英語力にプラスになるよう英語で出力します」と要らない親切。「thin」とか「thou」とか使わねーよ!(T_T)
 ゲームって、勉強なんですよ。

【フューダル・ローヅ】【スターウェブ・ジャパン】【フライングバッファロー】【PBM】
コメント
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