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人類が建造した宇宙ステーションはさまざまな国、さまざまな星の人々を迎え入れながらどんどん巨大化し、ついには深宇宙の彼方へと旅立つこととなった。
それからおよそ760年。アルファ宇宙ステーションは多種多彩な種族が共存する千の惑星の都市と呼ばれるようになっていた……
……というところから始まる、『スター・ウォーズ』にも影響を与えたというフランスの人気コミックを原作にしたスペースオペラ映画。チャラい連邦捜査官のヴァレリアン少佐と、いつもしかめっ面なローレリーヌ軍曹が撃って走って暴れ回ります。ひとことでいうと「不機嫌そうな太眉の美人が気にくわない相手を殴って殴って殴って殴って蹴り倒して殴ってボコにして、手が痛そうに顔をしかめる」映画。
興行的には振るわないらしく、公開6日目に観に行こうとしたら上映館はそれなりにあるものの上映回数は1日1回夕方5時からとか、とても公開1週間目の作品とは思えない扱い。さらになんとかレイトショーを見つけて出かけても、120席の小さなスクリーンでションボリ。ただ、見終えた感想は家族そろって「最高っ!」だったので、これは宣伝が悪いと思う。実際に観に行った人の感想も「観るストロングゼロ」とか「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーが小津安二郎映画に見える」というものなので推して知るべし。我が家の感想は「スターウォーズ+ズートピア」というあたりに落ち着きそう。
まだスターウォーズがシリーズではない単発の映画として劇場公開されていた頃(登場人物がみんな幸せになって話が終わっていた頃)、そこで繰り広げられるセンス・オブ・ワンダーにあふれた冒険活劇の映像に魅入られたものだけれど、その気持ちをあらためて思い出したね。色彩設計はいかにもフランスのアートコミックだし、ストーリーはすっきり一本道でノンストップなアクションムービーだけれども、そこがいい。辛いこと、悲しいことがあっても立ち止まらず、まず次の一歩を踏み出す勇気が心地よい。
とりあえず、行ける時間帯にIMAX上映しているところを見つけたので、大画面と大音量でもう1回観てきます。
観てきました。やっぱ、大画面で大音量だよね!
シリーズ化したスター・ウォーズが失った痛快娯楽活劇を見つけました。(2018/04/07)
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