「私はいつも失敗ばかりしています。また、失敗するかもしれません。信用がないのも自覚しています。ですが、空星さん。私も冒険がしたい。空星さんと一緒に、冒険がしたい」自分はチームの仲間であって、お客様ではないと、火蓮は思う。
存在感が薄すぎて、目の前に居ても気づかれないことが多い空星晴輝は、存在感がアップする仮面を装備するようになってから周囲から認識されるようになった。ドン引きされるようになったともいう。
さらにダンジョンから持ち出したジャガイモを栽培してみたら成功し、なんとなく懐かれてしまった。植物系の魔物をテイムしたとも言う。
こうして、冒険家になろう！掲示板で謎の変態仮面の噂が囁かれるようになった頃、空星のもとに素材買取店の朱音から、ちかほダンジョンで行方不明になった札幌支店長の大井素才加を救出して欲しいという依頼が入った……。
存在感が０の男と、忍者になりたいのに存在感があり過ぎて困っている男が出会い、協力プレイで氾濫するモンスターの群に挑む回。その在り方も含めて、冒険ものとしては王道展開。
仮面の主人公イラストはもうちょっとおどろおどろしい方が好みかな。
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