「ただ生きてるだけじゃ意味がない。誇りや信念を持って生きなければ」そして、信念と誇りを貫くためには力もいるのだ。
蜘蛛子は進学すっ飛ばして就職することになった。世界の創造者であるＤの下請けみたいなものだ。
世界を支えている巨大魔術のシステムを取り込み、いわば神みたいな存在になってしまったことに起因するのだが、能力的にはどん底にまで落ちている。そこで、魔族領でのんびりしながら力を取り戻すことに専念している。
同時に自分の分身体であり、いざというときの器にもなる偵察蜘蛛を創造して世界中に解き放ってみたら、情報が集まるわ集まるわ……。
反乱勢力を叩きつぶし、魔王軍を再編しながら、この世界の裏側で起きていることが次第に明らかになってきます。
魔王は強いけど、強すぎて動いた時の影響が大きすぎるので動かないのを、知らないで馬鹿にする雑魚が甘く見て大火傷するわけですね。
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