幼い頃、世界各地の宝物殿を探索するトレジャーハンターに憧れ、４人の幼なじみと妹の６人でパーティーを組むことを誓ったクライ・アンドリヒ。しかし、才能にあふれ、努力を積み重ね、着々と成果を上げて成長していく他の５人に対して、クライはまったく芽が出なかった。何をやらせても人並み以上にはできなかったのだ。「もう無理。こんな危険な仕事やめたい。ゲロ吐きそう」とハンター引退を何度も言い出すクライだが、他の５人は聞く耳を持たない。自分たちの力が足りないから、俺達が強くなってお前の分まで戦うから、守ってあげると引退を許さない……というか、そもそもハンターは、基本、脳筋で人の話を聞かない。
しかし、今や彼らが結成したパーティー「嘆きの亡霊」は、ハンターなら誰もが憧れる一大ギルドへと成長していた。そして、そのトップは何の力も無いクライだ。「特に役割ないんだからリーダーやれよ」と言われて現在に到る……。
凡庸な主人公が、金と権力とアイテムで苦難を乗り越えていく胃痛ファンタジー。
【嘆きの亡霊は引退したい～最弱ハンターによる最強パーティ育成術～】【槻影】【チーコ】【ＧＣノベルズ】【最弱ハンターは英雄の夢を見る】【土下座スキル】
