「本気になれば、誰よりもすごいことができる」
それはなまけものの言い訳。
芝居の役者は男だけ。それが当たり前となっていた江戸時代。幼いころ、役者だった父のもとで芝居の稽古に励んでいた芹は、茶屋の女中として働きながらも、仲間たちと娘一座「少女カゲキ団」を結成。正体を隠して男装し、娘芝居を演じて江戸中の評判に。しかし、それだけに新しい芝居の演目にはプレッシャーがかかり、脚本でも演技でも伴奏でも意見が対立して不協和音が生じていた。
そんなとき、団員の1人である才に旗本との見合い話が飛び込んできた……。
舞台を江戸に移した部活小説。もちろん世相の違いもあるからまったく「同じ」とは言えないけれど、1つの芝居を演じるために少女たちがぶつかり合い、挫折し、立ち直っていく物語。田沼意次とかの存在に言及したり異常気象の前振りがあったりするけれど、雰囲気は『カブキブ!』に近いかな。
書店の棚で目について購入。読み始めて「三」という文字に気がつきました。表紙の「三」、小さく扇にデザインされていて気がつかなかったよ! 背表紙の「三」、小さすぎて「●」にしか見えなかったよ!
【大江戸少女カゲキ団(三)】【中島要】【おとないちあき】【時代小説文庫/ハルキ文庫】【今一番カゲキな時代小説】【錦絵】【花火大会】【歌舞伎狂言】【浅間山】
それはなまけものの言い訳。
芝居の役者は男だけ。それが当たり前となっていた江戸時代。幼いころ、役者だった父のもとで芝居の稽古に励んでいた芹は、茶屋の女中として働きながらも、仲間たちと娘一座「少女カゲキ団」を結成。正体を隠して男装し、娘芝居を演じて江戸中の評判に。しかし、それだけに新しい芝居の演目にはプレッシャーがかかり、脚本でも演技でも伴奏でも意見が対立して不協和音が生じていた。
そんなとき、団員の1人である才に旗本との見合い話が飛び込んできた……。
舞台を江戸に移した部活小説。もちろん世相の違いもあるからまったく「同じ」とは言えないけれど、1つの芝居を演じるために少女たちがぶつかり合い、挫折し、立ち直っていく物語。田沼意次とかの存在に言及したり異常気象の前振りがあったりするけれど、雰囲気は『カブキブ!』に近いかな。
書店の棚で目について購入。読み始めて「三」という文字に気がつきました。表紙の「三」、小さく扇にデザインされていて気がつかなかったよ! 背表紙の「三」、小さすぎて「●」にしか見えなかったよ!
【大江戸少女カゲキ団(三)】【中島要】【おとないちあき】【時代小説文庫/ハルキ文庫】【今一番カゲキな時代小説】【錦絵】【花火大会】【歌舞伎狂言】【浅間山】