
あちこちでいろいろ書かれるドラキュラ伯爵ですが、モデルとなった御本人は"串刺し公"として有名な実在のトランシルヴァニアの英雄。とはいえ、『ドラキュラ伯爵~ルーマニアにおける正しい史伝』などを読むと、確かに敵の捕虜は串刺し、役に立たない者は火あぶりと、危険な人物ではあったようですが、当時の基準からすれば取り立てて異常な領主ではなかったようです。リチャード3世とか田沼意次とか……とにかく争いに負けて死んでしまえば悪宣伝ばかり残るという見本ですね。
【ドラキュラ伯爵】【ルーマニアにおける正しい史伝】【ニコラエ・ストイチェスク】【中公文庫BIBLIO】【吸血鬼】
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