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幼なじみの魔法使いカーヤと共に都会に出てきた冒険者のジークフリートには気に食わない相手がいる。同期の冒険者で自分より先に昇格した、金の髪のエーリヒなどと呼ばれているやつだ。ところがライバルに挑戦状を叩きつけるくらいの気持ちで啖呵を切っても、エーリヒと相棒のマルギットは意に介した様子もなく、むしろなにか優しげな目でこちらを見てくるのだ。
そんなエーリヒが、なぜかこちらに誘いをかけてきた。割の良い護衛仕事があるので、一緒に受けませんかと……。
後に幸運にして不運のジークフリートと呼ばれるようになる少年とエーリヒが出会い、4人でパーティーを組んで受けた冒険3篇を中心にした巻。元払暁派にして違法薬物を売りさばくバルドゥル氏族の長ナンナから受けた護衛依頼、それに成功してさらに護衛依頼を受けたらヤバい敵に狙われてしまった件、山崩れ跡に見つかった洞窟の調査依頼、そして故郷の村に吟遊詩人がたどり着く後日譚まで。今回もそこそこ分厚いです。
エーリヒとナンナの水面下で当てこすり合う駆け引きが愉しい回。無垢の善人でなくてもちゃんと取引が出来る相手なら付き合うのが冒険者ってもんです。
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