文芸全体だと埋没しちゃうので、対象をライトノベル・ライト文芸に絞ってみた。
比較対象のウェブ小説が「小説家になろう」の総合累計ランキングなので、書籍については「書籍ランキングデータベース」による、ライトノベル関連書籍の累計発行部数を見ることにして、とりあえず、コミックや電子書籍も含めたシリーズ累計50万部以上に絞って集計してみた。
対象となったのは全295タイトル。そのうち、主人公が20歳以上の作品は88タイトル。ウェブだけで見るより比率は下がっているが、それでもパーセンテージで考えると、まだ30%という数字に留まっている。そして、このうち初出がウェブであるものは、おおよそ55タイトル。ただし、これには主人公が何万歳という魔王とか龍とか人外、また成人していても学生は含めていない。
ただし、それでもランキング上位陣は、少年少女の成長譚あるいはチート主人公の無双話と、ジュブナイル系ライトノベルの圧勝である。
1位の『とあるシリーズ』(2004)が3100万部突破。2位の『ソードアート・オンライン』(2002)が2600万部。3位になって初めて『転生したらスライムだった件』(2013)が登場し、2000万部と『涼宮ハルヒシリーズ』(2003)や『スレイヤーズ』(1990)と型を並べている。これに続くのが『魔法科高校の劣等生』(2008)、『魔術士オーフェン』(1994)、『十二国記』(1991)、『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』(2013)、『フルメタル・パニック!』(1998)と、ある程度を予想通りのラインナップとなっている。
このランキングに再び「おっさんの夢小説」が戻ってくるのは、21位の『オーバーロード』(2012)を待つことになる。
おっさん小説はたくさん書かれていて、いっぱい読まれてはいても、まだそんなに買ってもらっていないのである。
比較対象のウェブ小説が「小説家になろう」の総合累計ランキングなので、書籍については「書籍ランキングデータベース」による、ライトノベル関連書籍の累計発行部数を見ることにして、とりあえず、コミックや電子書籍も含めたシリーズ累計50万部以上に絞って集計してみた。
対象となったのは全295タイトル。そのうち、主人公が20歳以上の作品は88タイトル。ウェブだけで見るより比率は下がっているが、それでもパーセンテージで考えると、まだ30%という数字に留まっている。そして、このうち初出がウェブであるものは、おおよそ55タイトル。ただし、これには主人公が何万歳という魔王とか龍とか人外、また成人していても学生は含めていない。
ただし、それでもランキング上位陣は、少年少女の成長譚あるいはチート主人公の無双話と、ジュブナイル系ライトノベルの圧勝である。
1位の『とあるシリーズ』(2004)が3100万部突破。2位の『ソードアート・オンライン』(2002)が2600万部。3位になって初めて『転生したらスライムだった件』(2013)が登場し、2000万部と『涼宮ハルヒシリーズ』(2003)や『スレイヤーズ』(1990)と型を並べている。これに続くのが『魔法科高校の劣等生』(2008)、『魔術士オーフェン』(1994)、『十二国記』(1991)、『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』(2013)、『フルメタル・パニック!』(1998)と、ある程度を予想通りのラインナップとなっている。
このランキングに再び「おっさんの夢小説」が戻ってくるのは、21位の『オーバーロード』(2012)を待つことになる。
おっさん小説はたくさん書かれていて、いっぱい読まれてはいても、まだそんなに買ってもらっていないのである。
(2020/10 集計)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます