付け焼き刃の覚え書き

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「レッド・オクトーバーを追え」 トム・クランシー

2010-12-15 | 戦記・戦史・軍事
 東西冷戦の真っ直中、処女航海に旅立ったはずのソ連の新型原子力潜水艦<レッド・オクトーバー>が消息を絶った。
 核ミサイルを搭載した<レッド・オクトーバー>は無音航行が可能な軍事機密の結晶であり、指揮するラミウス艦長は党の信頼も厚いベテラン艦長。彼の目的は何か? 亡命か、叛乱か?
 最新鋭潜水艦をアメリカに渡すことも、ラミウス艦長にアメリカ本土を核攻撃させることもできないソ連海軍は、全力で<レッド・オクトーバー>を追う。そしてアメリカ海軍もこの謎の潜水艦の存在に気づき、追跡を開始した……。

 もはやミリタリー系冒険小説の古典となった1冊。脇役が幸せな未来を語ると死の前兆という露骨な死亡フラグも健在。これはなんだかなーと思いますが、全体としてはとてもおもしろい作品でした。
 最初は映画の方を観たのかな? 潜水艦好きな方から、「観ろ。どの潜水艦もソナーマンはいかれているから、そこがポイントだ」と薦められた気がします。
 映画の方はショーン・コネリーがすてき。「最後の聖戦」でも思いましたが、あの脂ギトギトだったボンド役者が、歳月を重ねていい感じに老成しました。 

【レッド・オクトーバーを追え】【トム・クランシー】【東西冷戦】【キャタピラー】【テディベア】
コメント
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