日々好日

さて今日のニュースは

米金融法案否決

2008-10-01 09:57:01 | Weblog
米国発恐慌を防ぐ為米国主流派の挙国一致の法案、当然成立するものと思われていた米国金融安定化法案が、下院であっけなく否決されてしまいました。
それも与党の共和党議員の造反でいとも簡単に崩されてしまいました。
1930年代世界大恐慌の時、何ら有効な政策が打てなかった当時の フーバー 大統領に重ね合わせて、ブッシュ大統領を第2のフーバと云う者さえ居ると言う。
11月で命運が尽きるブッシュ大統領、同じく11月に行われる下院議員選挙、
何故金持ちの為自分たちの税金を払って救済せねばならないか?と言う税金投入
反対派の選挙区民の反発を恐れ否決の票を入れざるをえなかったと云うのが真実
らしい。
過去に、日本でも同じ様な事が起きていましたが、日本ではお上の云う通りで、 たいした 反対もなく強欲の結果生じた不良債権に悩む銀行に、公的資金投入し、
国民は銀行救済のため、ゼロ金利に甘んじ協力し、一応血止めの応急措置はできました。
但しそれにより莫大な国家の借金が増えて、今になって四苦八苦しています。
米国民は、富裕層に強い怨嗟を抱きストレートに爆発させます。
米国大手企業のトップは何十億円と云う年収です。米国での富裕層と一般市民との
格差は到底日本なぞの差ではありません。
選挙区民第一を選ぶ米議員の選択、ただそれが、良いか悪いかは別にして何処ぞの議員先生達に見習って欲しいものだ。
しかしこの金融安定法案の否決は忽ち世界中に悪の連鎖を呼び益々世界恐慌に近ず
いてしまった様です。
何れ米国で修正法案が出され遅まきながら危機回避が行われるでありましょう。
いやそうあって貰わないと、本当に世界恐慌へ発展する可能性があります。
処が日本では、相も変わらず、日本経済は傷が浅いので、たいした事はないと言う
楽観ムードです。
この際じたばたしても、どうにもならないが、政府が云う様に軽症と云うのは
まゆつば物の様に感じられてなりません。
相当日本経済の根幹を揺るがす様な事態になりつつある事は疑いない事の様です。