日々好日

さて今日のニュースは

株安円高

2008-10-11 11:10:16 | Weblog
新聞紙上は毎日東証の株全面安を報じています。昨日は一時1042円の下げで
バブル期の最安値更新も間近との声すらあると言う。
1週間で2661円下落、66兆3千億円の財産が目減りで消えてしまいました。
日本は9000円割れでもう既に8000円割れも間近ではないかと云う疑心暗鬼で売りが殺到市場関係者は冷静な行動をと沈静化に躍起です。
通常だと下げは買いのチャンスと反転するものですが、先が読めない今は無理からぬ事です。
NYでも自動車大手メーカーのGMが販売不振で工場閉鎖本社ビル売却等経営不安
が余計危機感を煽り、8000ドル割れで止まる処を知りません。
その資金が比較的安定している円買いに集中し円高ドル安を産みだし諸に日本の
実体経済に襲いかかって来ています。一時1ドル97円台を記録しています。
日本の戦前からの老舗大和生命の倒産は資産価値の急激な目減りが理由と云う。
政府関係者は倒産に対し比較的冷たく、世界金融危機の被害ではなく会社の体質の
問題だとつっ放しています。
確かに生保としては資産は最低で、主に投資や信託で無理な業務運営をやっていた
のが裏目に出たのは確かです。しかし金融危機が無く投資や信託事業が拡大していたら、生命保険会社としていま少し存命できたのではないでしょうか?
米国の株の下落はWTI原油先物取引にも影響して一時、バレル当たり160ドルした原油先物が今はバレルあたり77・70ドルと云う相場だと云う。
我々にその恩恵が回って来るのは遙か先の話だろうが良い兆候です。



金融危機、更に悪化?

2008-10-11 09:53:53 | Weblog
世界的金融危機は止まる処を知らない様で加速度をまして墜ちて行く感じです。
NYでは世界G7の金融担当相や中銀首脳部が定期会議を開催していますが、
果たして名案が出せるのか?
崖で石が転がり出した時直ぐに大きな力で止めれば下に被害は無いが、タイミングを失うとなだれがなだれを呼び、遅くなれば成る程、更に大きな力を必要とします
将に今がその状態だと思います。
サブプライムで動き出した時は小さな石でした。ここで変な小細工をしたために
世界全体が動き出しました。危ないぞと気づいたときには米国住宅関係の金融保障
団体が、そしてリーマンが破綻。そこで適切な措置が取られて居たらこの様になら
なかっただろうと、結果論です。
悪い事には米国大統領交代時期で、ブッシュ政権は死に体、LAME DUCK(レームダック)状態で適切な対策が出来なかった事です。
余りの金融危機に政府が不良債権買い取る法案をすったもんだの末成立させたが、
余計不安を煽り、それに経済安定法は金融機関にとっては厄介なシロモノでしか
なく、それよりも公的資金を直接投入して金融機関を立ち直らせるべきとの声が
出て来ました。
日本のバブル崩壊時はあれだけ公的資金投入に圧力掛けてきた米政府がいざ自分の
立場になると躊躇って居ます。
民間企業に公的資金投入はおかしいと云う、国民と國や議会の物凄い反対や金融
機関も政府に介入され管理下の置かれる事への抵抗等・・是は何十年も前に日本が
経験した事です。温和しい日本でさえ物凄い抵抗と長い年月が係りやっと沈静化
したのですから、まして他民族国家の米国で実行する事はほとんど不可能に近い
のではないでしょうか?
しかし最終的には公的資金の注入なくしては収まらないのではないでしょうか?
現在の米国の状態で是が果たして可能なのか不透明です。
遅くなればなる程傷は大きくなってきます。今が人類の英知を試される時です。
何れこの嵐は過ぎていくでしょう。何時までも嵐が続く訳はありません。
日本はまだ今年のサミット主催国です。麻生首相はG8首脳会議開催の用意がある
事を世界に向け発進しましたが、反応はイマイチでニブイ様です。
世界で唯一地獄を経験した日本の話に耳を傾けて欲しいものです。