日々好日

さて今日のニュースは

野党党首の所信表明?

2008-10-02 08:48:37 | Weblog
今臨時国会は将に新しずくめだ。総理大臣が所信表明で選挙公開討論会の様に質問
ぜめの挑戦状を突きつけると、代表質問で、野党党首が逆に所信表明を行うと言う
全く与野党党首が入れ替わったのではと錯覚さえ覚える異例の展開です。
どうするのだと言うハッキリした道筋を示さずただ単にケンカを売った麻生総理 
より、中身は別として、民主党の是からのマニフェストを示し、国民に判断を仰ぐやり方に軍配は上がりそうです。
その中身ですが、まず来年度ガソリン税等の暫定税率廃止し2・6兆円の減税を
実施する。
高速道路の無料化や子供手当の創設を、09年度で一部を、12年度までには完全実施する。
農業の戸別所得保障を段階的に手がけ12年度までに完全実施を目指す。
10年から11年度に医療改革完全実施。12年度には消費税を財源に最低保障 年金を確立する年金改革を実施する。
自民党から指摘された財源20・5兆円は公務員人件費2割カットや紐付き補助金改革等や予算の見直しで、予算総組み替えを行いムダ金を流用する。
誠にバラ色のマニフェストで如何にも国民が飛びつきそうなメニュー満載です。
ガソリンの暫定率廃止は国民が望むところです。しかしそれには年々増え続ける 社会保障費問題等が関連して居る事を国民は承知して居ると思います。
高速道路の無料化結構です。ではその維持費や必要新路線の新設はどうするのか?
子供手当だけばらまいても根本的な少子化対策にはならない。お産、育児、教育
あらゆる環境整備を横に置いて実施するなら単なるバラマキでしかない。
また農業戸別所得保障に至っては完全に選挙対策のバラマキに映ります。
もっと根本的に日本の農業の将来、食料品自給率回復問題に配意すべきではないか
財源捻出に至っては、全くの空論に思えてなりません。
公務員の人件費2割カットが果たして可能か?ましてや國の予算総組み替えが現実
の問題として可能か?出来ればこれにこした事はありません。
云うは易し、行うは難しです。
紐付き補助金の廃止、入札改革でムダの排除には大賛成です。
麻生首相も小沢代表も肝心の国民は何をすべきかと言う問が欠落して居る様に思えてなりません。
出来もしない事をあれもやります、これもやります、では国民は納得しません。
この様にしたいので、国民もこうして下さいと提案できないものなのか?
消費税はどうするのか?医療年金介護の将来に国民がどう係わって行けば良いのかハッキリとした道筋をつけて貰いたいものです。
麻生首相もケンカなぞ売ってないで、堂々と、党首会談等で論争をして欲しいものです。
両党首とも、如何にして明るい強い日本を作るか論議を尽くして欲しいものです。
国民はそれを手がかりに、審査を下したいと思います。