日々好日

さて今日のニュースは

憲法改正問題

2009-07-06 19:05:55 | Weblog
先日、日テレ系の「たかじんのそこまで言って委員会」に改憲論者で核武装論者である
「桜井よしこ」が論客として呼ばれ、口の汚い常連相手に論争を繰り広げました。
大変興味深い話しが多かった。
彼女は日テレのニュースキャスターを長年務め、国家基本問題研究所を立ち上げ 
理事長を務める憂国の士の一人です。
桜井よしこの持論は、占領軍から押しつけられた憲法で日本はダメになってしまった。
一刻も早く改憲すべき事。
世界の列国と伍して行く為には日本も核武装を封印すべきではない事等可成り過激な持論です。
今回は主に改憲についての討論であった。
日本では憲法問題と消費税の問題はタブーとされ、是に手をかけた政治家は手痛い
シッペ返しを受けました。
憲法96条による改憲の手続き法と言う、憲法改正国民投票法を、一昨年当時の 
阿倍首相は総理大臣の椅子を賭けて成立させました。
処がその後ご存じの様に店ざらしにあってにっちもさっちも行かない状況です。
国益より改憲絶対反対の社民党。改憲は理解しても党内事情で反対の立場をとる
民主党。日本人民共和国憲法に改正を提唱する共産党。何よりも票にならないと
改憲の話しすら封印する自民党一部議員、これが今の日本の現状です。
確かに憲法第9条問題等含み「パンドラの箱」で何が出てくるか判らない恐ろしさが有ります。
しかし何時までも目をつぶり先送りする事は許されなくなって来て居ます。
現在の様に条項をそのままにして、政府解釈でドンドン拡大して行く手法は何処まで許されるか?
現在日本は米国の核の傘の元に守られて、謂わば負んぶにダッコです。
その代わり日本は思いやり予算とかで財政的に世界に類を見ない出費を強いられて
居ます。
しかし米国と中国との関係が微妙に変化してきた現状では、また日本が割喰う事は
分かり切った事です。
桜井よしこさんは其処の処を大変心配されて居ます。
現在日本の国防費は5兆円それに対して中国は3倍の15兆円です。
処が中国は10年後は防衛費は30倍と予想されるが、日本はご存じの様に財政圧縮で毎年1%削減を実施して居るので10年後には中国の150兆円と日本は4兆と、もはや勝負になりません。
改憲は何も国防だけではありません。
国民の基本的人権についても、本当に今の儘でよいのか?
余りにも個人主義擁護されてないか?公共の福祉に反する事とは?
二院制の問題や果ては天皇制の問題。
本当に改憲問題はパンドラの箱みたいで何が出てくるか判りません。
しかし何時までも、そのままに出来ない様になって来て居る事を国民は皆自覚する時が来た様です。





静岡知事選自民4連敗

2009-07-06 08:22:52 | Weblog
衆院選の前哨戦として注目された静岡知事選はまたもや民主、社民、国民新党推薦の川勝氏
が小差で勝利しました。
是で名古屋。さいたま。千葉等政令市長選に続き自民党推薦候補は4連敗した。
今回は知名度低い大學教授で一時推薦を躊躇ったため出足も遅れた民主党ではあっが、
静岡で勝って政権交代に持っていくと言う強い民主党の思いが、果たせたとも
言えます。民主党は幹部を総動員して必死の応援です。
静岡空港の立木問題で詰め腹を切らされた前静岡県知事、是で保守王国が揺らぎ
ました。
静岡県民は目覚め、民主党の宣伝に乗りここらで「CHANGE」しようと言う 気運が高まり、
静岡県副知事までした、官僚出身の坂本氏にノウーの回答をした。
当選の票差はわずか1万票ではあるが、3位で30万票獲得した海野氏は民主党 
を割っての立候補である事からも、民主党の票は100万票余と推定されます。
静岡県民の民主党に政権交代をと言う強い願いが今回の一番の勝因ではなかったか?
県政と国政は違うと坂本候補は敢えて自民党色を隠し、麻生さんの応援も拒否し
県民党を強調して戦った。これでは勝負にならない。
負けるべくして負けたのです。
自民党は多寡が地方の知事選と強がりを云って居るが、日テレの世論調査ではまた
内閣支持率が2割台を切り17・7%に下降したと云う。
もっとも、共同通信社の世論調査では鳩山氏の虚偽記載の説明不足等で内閣支持率
は、23・4%までやや回復したと云うデーターもあります。
しかしこの選挙結果で麻生降ろしが激化する事は間違いないでしょう。
表紙を換えて衆院選に臨みたいと言う議員が続出するでしょう。
また、解散時期も今は不味いとずるずる引き延ばされ、解散出来ず麻生首相退陣の
筋書きの可能性まで出て来ました。
中川元幹事長の反旗は、丁度昔の小沢氏の反乱分党で、自民党が二つに割れ、細川
内閣誕生の時とそっくりの状態になる可能性があります。
あの時宮沢氏率いる自民党は敗北し野に下りました。
意気揚々と政策論を打ち上げ得意満面の細川内閣でしたが、最後はとうとう手詰まりで 
放り出してしまった経緯があります。
是と同じ様な事にならないと誰が断言出来ますか?
CHANGEは確かに必要です。
しかし今民主党が声高に叫ぶ、地方分権や急激な行革、霞ヶ関即解体、には賛同し
てもやり方に危なさを感じます。
国防関係、憲法改正問題、更には消費税と財政問題等々・・
責任政党として誤魔化さないで国民に充分説明出来るか?
どうもそこの処が、イマイチ民主党政権には不信感が拭えません。
麻生さんはノウー天気でイタリアのサミットへ御出立。誠におめでたい事です。
帰ってきたら、座る席が無くなって居るかも。