日々好日

さて今日のニュースは

古賀選挙対策委員長辞任?

2009-07-14 19:20:53 | Weblog
民主党提出の内閣不信任案は賛成139票反対333票で否決されました。
心配された自民党の造反者はなしで全員反対の青表を投票しました。
処が自民党代議士会では反麻生を掲げる中川元幹事長が面と向い麻生首相に退陣 
要求を突きつけました。
加藤元幹事長、茂木元金融相等が都議選に敗北を追求執行部を批判しました。
特にオブザーバで呼ばれた丸山参院議員は、東國原宮崎県知事との騒動について 古賀選挙対策委員長の責任を追及しました。
これに対し古賀委員長は選挙の責任は全て自分にあるからと選挙対策委員長を辞任
すると表明し席を立ってしまいました。
是では力のある選挙責任者不在の異例な総選挙を戦わねばならない事態が出て来る可能性が生まれました。
反麻生派と古賀選対委員長との確執は今に始まった事ではない。
思い起こせば小泉政権華やかな頃古賀さんは抵抗勢力の悪の権現と見なされ徹底的に叩かれました。
それから福田政権時代に選対委員長としてカムバックし郵政議員の復権を次々と
行い、小泉チルドレンをお國替えしたりして徹底的に冷遇しました。
この恨みが一気に吹き出した様です。
小泉チルドレンの擁護者武部元幹事長と中川元幹事長とスクラムを組み反麻生派と
して抵抗勢力となりました。
反麻生派は両院議員総会を開き一気に麻生下ろしを図りたい作戦ですが、21日
解散となると衆院議員達は浮き足たってそれどころではないと言うのが本音の様
です。
果たしてこの作戦は反麻生派の思い通り運ぶか?
解散されれば、もう国会議員ではないので、幾ら参院の議員さん達が騒いでも何の
足しにもなりません。
どうも自民党の議員さんは醜い内部抗争を国民に見せつけ益々自民党離れを促して
居る様な気がしてなりません。
獅子身中の虫は切ってしまえば良い様に思えてなりませんが、そこが複雑な政治の
世界でしょうか?


キリンとサントリー経営統合

2009-07-14 08:55:09 | Weblog
昨日は政経界に二つの大きな出来事が起きました。
政界は勿論都議選の自民党惨敗をうけ麻生首相が来週解散8月30日投開票と発表
した事です。
まだ流動的な要素を含んでは居るが大勢は決まった様です。
そして経済界で、食品の国内最大大手キリンホールディングと2位のサントリー
ホールディングの経営統合が明らかにされた事です。
シロウトにはマサカとしか映りませんが、これは海外市場を見据えて昨年末から
両社で模索して居たと言う裏話しまで暴露されました。
昨年末両社の連結売上高は3兆8千億円と言う巨額な売り上げで、ビール業界や
清涼飲料業界の国内トップの企業が誕生する事になります。
しかし国内は少子高齢化が急激に進み国内での業績の伸びは期待出来ず、
当然海外に目が向いてきます。
キリンもサントリー欧州やアジア、オーストラリアでMアンドA(企業買収)を押し進めてきました。
特に今後最大な市場となる中国を見据えて両社が手を握るのは
必然的成り行きと言えます。
統合はそれぞれ持ち株会社同士の合併になる様ですが、三菱系列のキリンビールは
上場されて居ます。
かたや大阪風商売を堅持し同族株主が殆どの株を握って居る同族会社で、現在上場
されていないサントリーです、この統合には可成の紆余曲折が予想されます。
もし是が実現すれば国内ビールのシェアはアサヒを抜きトップになります。
また清涼飲料水部門ではコカコーラグループを抜き日本一のシェアの会社が誕生
します。
勿論売り上げ高でも世界一の企業になる事は間違いありません。
現在経済界は底が見え復調の兆しが見えたと一時平均株価も1万円台を記録しましたが、
この頃はまた元に戻り9000円台を上下して居ます。
日本の株価や円相場はNYの株やドルの動向にリンクして変化します。
デフレを警戒しつつも未だ財政支援を必要とする米国企業の動きはNY市場の本格的
復調を妨げて居る様です。
是からは日本の企業も生き残りを賭けて、グローバル化した世界市場をターゲット
に思い切った奇策が必要となって来るでしょう。
その意味でも今回のキリンホールディングとサントリーホールディングの統合問題
は注目に値すると思います。
両社の統合がスムーズに進行する事を期待します。