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在沖縄米海兵隊グァム移転費

2009-07-12 07:57:22 | Weblog
政府は、米軍普天間飛行場県内移転に伴う米海兵隊8千人を沖縄からグァムに
移転させる費用等の日本側負担分3億3600万ドル(346億円)を米側に提供する事
に決めその旨の書簡を米政府と交換しました。
そもそも米軍基地の国内移転は何処から起きた問題なんだろうか?
それに伴ってグァムに移転してやるから移転費用やグァムの施設建設費の一部を
負担せよと押しつけられた日本は唯々諾々と従うより他になかった。
基地縮小は米国の国策ですが、それをチャッカリ日本のためと置き換えて要求する
のは流石米国流です。
それも図に乗り見積もりの3倍もの額を請求してきたが、移転費用の60%日本が
負担で折り合いが付きました。
それでも約61億ドル(約7千億円)です。
その内28億ドルを上限にグァム移転事業に限り支出する事となった。
この経費は8千人の海兵隊員と9000人の家族の住宅や発電所上下水道等の
インフラ整備に充てられます。
日本はその他に普天間飛行場を辺野古に建設し移転させる経費が有ります。
これが200億ドル(2兆円余り)があります。
おまけにこの辺野古地区への移転は海辺の埋め立て問題が膠着し一向に進展しませ
ん。
米軍グァム移転はこの普天間基地移転が条件で、移転の展望が見えぬ儘日本は
2009年度の負担金3億3600億ドル(364億円)を先行工事分として支払 わされる事になる。
どうもこの構図は間借り人が、家を出て行ってやるから立ち退き料を先に寄こせと脅迫する様なものです。
新しい家を建ててやって、立ち退いて貰うのは海兵隊のごく一部で後は新しく建設
される辺野古飛行場に駐留する事になる。
米国の基地規模縮小の片棒を担がされた事になります。
何故それなのに私達の貴重な税金が湯水の様に使われるのでしょうか?
日本は米軍に対し「思いやり予算」2714億円を毎年支出しています。
2009年度予算の国防予算5兆円の1割5000億円が米軍駐留関連予算ではないかとも言われます。
日本が米軍の核の傘のもとに庇護されて居る代償は大きいものが有ります。
是まで日本の米国駐留経費累計は6兆円とも言われ、地方自治体支払い分を
加算すると丁度倍の12兆円とも言われて居ます。
片方では社会保障費や医療関係、大學経費等を削り、この様にザル勘定で湯水の
様に使われたら堪ったものではない。
聞くところに依るとこの思いやり予算で米軍はゴルフや遊興施設に使って居るとか
居ないとか。もしホントなら国民をバカにしていると思います。
兎に角米軍への「思いやり予算」や「米海兵隊グァム移転費」を負担する余裕が 
あるのなら、是非国民への「お思いやり予算」を先に実施して欲しいものです。