日々好日

さて今日のニュースは

与謝野財務相の反旗

2009-07-16 08:02:36 | Weblog
多寡が自民党内のコップの中の争いだと言ってしまえばそれまでですが、今この吹き荒む
麻生下ろしのうねりは、日本の将来を賭けての大きな争いになろうとして居ます。
当然他のニュースは霞んでしまい最大の関心事になって来ました。
その中に居るのは反麻生の首謀者中川元幹事長や武部元幹事長。加藤元幹事長。
塩崎元官房長官と言うソウソウたる自民党幹部です。
東京都議選の惨敗の総括や責任追及なくしては、衆院選突入出来ないと言うのが表面上の名目です。
麻生首相ではもはや衆院選は闘えないと言うのが、大半の党員の本音でしょう。
両院議員総会を開き総括は名目で党則変更し総裁選前倒し一気に麻生下ろしを図
ろうと言う作戦で、総会開催条件の両院議員の3分の1(128名)の賛成の署名集め
何が何でも解散予告を粉砕しようと言う意気込みの様です。
民主党提出の内閣不信任案には反対の意志表示した議員が、いざ党内では
不信任とは国民に大変判りずらい展望です。
あれだけ麻生首相を罵倒する中川、武部両元幹事長が、国民の前では信任投票をして、
党内で牙をむいて襲いかかるのはどうも納得がいきません。
都議選の総括のため両院議員総会を開く条件の議員数の署名は既に突破したとの噂
です。
もしこの状態で衆院選が強行されたら、自民党の分裂選挙は避けられそうに有りません。
これに対し何が何でも両院議員総会と言う裁判を避けたい党執行部ですが、ある種
のガス抜きは覚悟して居る様です。
此処でこの争いの大勢を決する意外な事が起きました。
麻生内閣を支えるトップツウー的閣僚与謝野財務相と石破農相が議員総会開催賛同者
にサインし、麻生首相に貴方の下(もと)では衆院選は戦えないと挑戦状を叩き付けた事です。
これには訳が有ります。
与謝野財務相の選挙区は東京千代田区第1選挙区です。
今回の都議選で不敗を誇った、都議議員のドンと言われ、自分の支持都議員
である候補者が、10日前に立候補を決意した民主党候補26歳の若造にいとも簡単に敗れた事実です。
先の読める与謝野財務相、これは大変な事が起きて居ると判断し、今まで麻生支持
を叫んで居た態度を180度変更してしまった様です。
恐らく解散の閣議書の署名も拒否する可能性が出てきました。
麻生首相は与謝野財務相等反対閣僚を罷免して解散強行か、解散を諦めて、詰め腹
を切るかの二者択一を迫られる事になりそうです。
政治の世界はどう変わるか予想不能ですので、今後どの様になるか判りませんが
国民側から言うともう良い加減に醜い争うは止めて、自民党の選挙公約を早く提示して欲しいと思います。