日々好日

さて今日のニュースは

イタリアのラクイラサミット

2009-07-07 14:58:15 | Weblog
イタリアのラクイラでG8首脳国会議が明日8日から10日まで開催されます。
今回の主な議題は、イラン、北朝鮮情勢。核軍縮、核不拡散の問題。地球温暖化問題。金融経済危機対策等が予想されます。
サミットの性格が段々変わって来ています。
先の洞爺湖サミットでは、G8のウエイトより「アウトリーチ」と言われる招待国の比重が増してきました。
先進8ケ国で大綱を調整し、インド中国等の新興国と討議し、更にアフリカ連合等の後進国と話し合う構図が出来てきました。
今回のサミットの日程は初日午後G8の首脳会合です。
翌日午前中はG8と新興5ケ国(中国。インド。ブラジル。メキシコ。南アフリカ)との首脳会合です。
午後は地球温暖化に関するフォーラムを韓国オーストラリラ等主要経済国を交えて
開催します。
最終日は午前中G8首脳国とアフリカ等との首脳会合が行われ午後に全参加国や 国連機関等参加の拡大会議が予定されています。
そして議長国の記者会見で終了となっています。
いまや一握りのG8では世界の問題解決は難しくなり、世界を巻き込んで討議する
時代となってきました。
それだけ國の利害がぶっかり問題解決を困難にしてきます。
地球温暖化問題では温室効果ガスの排出量の長期目標の合意で紛糾が予想されます。
アフリカ等後進国とは水や食料問題等が討議されると予測されます。
何よりも、今まで行われたG8の外相会議や財務相会合等が集約されて世界的経済危機対策等について結論が出される事でしょう。
このイタリアサミットで日本はどの様な役割を果たし、どの様な効果が期待できるのか、麻生首相の初舞台はどの様になるのでしょう。
同じ様な初デビューの米国オバマ大統領はロシアに飛んで核軍縮問題で合意したとの初仕事の成果が発表されて居ます。
明日から開催されるイタリアのG8サミットに注目したいと思います。


費用便益比の見直し?

2009-07-07 09:09:30 | Weblog
金子国交相は道路建設の根拠となる是までの費用便益比を見直す事を示唆した。
費用便益比とは、道路整備で可能な走行時間短縮、走行経費減少、交通事故減少の3便益を予則し数値化します。
是を維持管理費を含む掛かった全事業費で割った数値を費用便益比と言いB/C ビーバイシィーと略されます。
小泉政権時代はこの基礎になるデーターが甘すぎると道路整備の抑制に使いました
公共事業抑制の声が起き、昨年末は道路事業評価手法検討委員会が、算出を厳格にすべきだと提言し、マニュアル改定し、今年3月國の直轄18路線を一時凍結と、決めた経緯があります。
処が道路族や地方の強い反対に合い、九州地方整備局は「九州基準」の費用便益比
で算出する旨明言しました。
これは欧米で取り入れて居る、3便益に「大気汚染減少」「走行快適性」の様に、3便益に防災や緊急搬送の短縮等の便益を加味して算出する計算法です。
ある意味では大変良い考えですが、反面ムダな公共事業の「歯止め」を外しかねない危うさを持っています。
路線建設のため都合の良いデーターを作りまた無駄な公共事業が増加すると言う
事態にならないか?
現在景気浮揚が最優先で財源無視のバラマキ的公共事業が増加した様です。
もっとも全てがその様なものではないと信じますが、結構その手のムダな公共事業
が含まれてないとは断言できません。
公共事業はゼネコンや道路族議員の「飯のたね」と言う反面も持って居ます。
今回の、金子国交相の便益比の見直しが、この様な利権の為に利用され、ムダな 公共事業の増に繋がらない事を願います。