日々好日

さて今日のニュースは

事実上の衆院選開幕

2009-07-19 07:17:49 | Weblog
麻生首相の異例な解散予告に始まる一連の麻生降ろしのドタバタ劇は中に入った
領袖達の取り計らいで、麻生裁判の場になる筈の両院総会は開催されず変わりに
解散予定当日に非公開の議員懇談会を開く事で収まった。
その場で東京都議選の総括を行い、党勢回復策を説明し、併せて結束を呼びかける
段取りと言うが果たしてそう上手く行くか?
どうやら麻生叩きを意図する、中川、加藤、武部元幹事長の面々何よりも自民党の
崩壊を恐れる自民党幹部の面々との綱引きは、解散で浮き足立った議員を止められず、
反乱軍の腰砕けで敗北となった様です。
しかし都議選で払った自民党のリスクは大きかった様です。
小泉政権下郵政選挙で生まれた小泉チルドレンと言われる一連の泡沫的1年議員の
動向は危惧されましたが、山梨県の長崎議員の離党は自民党支持者3648名の
集団離党に発展し、又茨城県の医師会は医療政策反対で3400名が集団離党と
言う異常事態を引き起こし全国的に波及し自民党支持基盤はガタガタになって来て
居ます。
それはもはや麻生首相のもとでは自民党の勝利は覚束ないと早くも民主党政権交代
を見越し先を争って動き出したと見るが妥当ではないか?
無理もない事です。選挙間際と言うのに、未だ将来のビジョンは提示されず、別々
のマニフェストで戦う分裂選挙で情勢次第では脱党新党結成の動きすら噂される様
な状態では、誰だって信用しろと言うのは無理な相談です。
是で果たして新しい日本の明日があるのか?
民主党は甘い政権公約を掲げ政権交代がなければ敗北だと必死の選挙戦をやって
居ます。
また世間の流れは相次ぐ自民党のゴタゴタに嫌気がさして、この辺りで政権交代が
有ってもの期待感が先行して居ます。
しかし前の参議院選で言われた横暴な自民党にお灸をと言う感覚とは今回の衆院
戦はチョイと違う様です。
日本の政治形態を大きく変えようと言う思惑が働いて居る様に感じます。
私は政権交代に何ら異論を挟むものではないが、明らかにこれ以上不幸になる選択
だけは避けたいと願うものです。
民主党の掲げる政権公約は耳障りが良く大変結構なものだと思います。
しかしそれはあくまで理想論の域を出ないものに思えてなりません。
国防は財政は、消費税は、憲法改正は皆目を瞑っての議論では日本国は成り立ちません。
そこの処がどうも危惧する理由の一つです。
どうせ行き詰まって、細川内閣の二の舞にならないかと恐れて居ます。
先の事はどうにでもなるから、兎に角進もうと言う意気は評価しますが、イマイチ
思い切れない思いがあるのは、私一人でしょうか?