日々好日

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民主党早くも政権移行準備始める?

2009-07-11 07:21:19 | Weblog
麻生内閣の終わりは見えたとばかり鳩山民主党代表は政権移行の混乱を避けるため
与野党連絡協議会の設置を自民党に呼びかける方針を明らかにしました。
東京都議選は民主党大勝利を疑わず、衆院で内閣不信任案を参院で麻生首相の
問責決議案を提出して麻生内閣の息の根を止め、速やかに政権交代を行いたいらしい。
その為には、弱体化した麻生内閣との決戦でなくてはならない。
解散を先送りされたり、戦う顔を換えられたらどう転ぶか判らない危なさがある。
是非ここらで一気加勢に解散突入が絶対条件です。
これに対し麻生さんは、与党内で解散先延ばしの大合唱が起きているにも関わらず
まだ「解散権は我に有り解散は近い内に断行」と強気の発言を、遥かイタリアの 
空から暢気に発言しています。
しかし現況はそんな「甘いもの」ではない様です。
もっとも東京都議選の結果次第ではどう転ぶか判らない側面もあります。
処が民主党鳩山代表は、政権交代は既成の事実として、政権獲得後の政権構想を 
日本記者クラブで次々と発表しました。
新政権の運営方針は官僚依存からの脱却。政府与党の意思決定の一元化。省庁の
タテワリ行政の見直しと誠に結構な3原則を挙げて居ます。
是が出来れば随分日本が変わるでしょう。
だがしかし「言うは易し行うは難し」の例え現在の民主党が政権取って是が出来る
とは到底思えません。下手に混ぜくりとんでも無い大混乱が起きる可能性が有ると
思えてなりません。
民主党が次の衆院選で勝ったとしても、到底1党で政権維持出来る様な大勝は覚つ
かない事。
多党連立になれば今の与党より考え方が大きく違う連立で意思決定の一元化なぞ、
出来っこ無い事は火を見るより明らかです。
ましてや幾ら民主党がスーパーマンと自称しようとも巨大な官僚組織の前では赤子
の手をひねる様に軽くあしらわれるのでは無かろうか?
八つ場ダムや川辺ダムの中止は簡単に出来るでしょう。しかしそれにしがみついている
住民も居る事を忘れてはなりません。
介護職員賃金の月額4万円引き上げや、販売額と生産コストの差額を支払う農家の
戸別所得補償制、誠に結構です。
しかしその財源は何処から持ってくるのか?未だ説明不足が多々見られます。
どうも民主党にイマイチ信頼が置けないのは、誰か言った「スローガン政治」は
耳障りは良いが、現実味がない事です。
やらない先から、批判するのはどうもフェアで無いかも知れませんが、これ以上の
混乱を国民は果たして予測して居るのだろうかと云う事です。
一度やらせて見ようと言う期待感は判るが、そのリスクは余りにも大きすぎないかを懸念します。
まだ私には、民主党は力不足と思えてなりません。
しかし全て明日の東京都議選の結果待ちで何時衆院選が行われるか?
その時国民はどの様な判断を下すのか?
全て国民が審査するのです。
早ければ早いだけ良い様な気がしてなりません。