伊サミット開幕早くも不発？

イタリアのラクイラで開催される８サミットが昨日から始まりましたが、Ｇ８は
付け足しで、中国インド等の新興国との協議が主要課題となっていたが、今回中国の
胡錦濤国家主席がウイグル暴動対処のため外交日程を切り上げて帰国してしまいました。
イラク北朝鮮問題。地球温暖化排出ガス削減長期目標設定問題。食品安全保障問題
等々・・・全てにおいて中国抜きでは今や問題解決不可能な状況です。
其処まで中国が世界において重要な存在になっています。
今回は新興国にエジプトが参加していますが、中国なくしては会議が進みません。
中国は後にシッカリして事務方が控えて居るから大丈夫と言うが、トップ同士の
話し合いで決まるこの手の会議の事大きな痛手に違いありません。
付け足し見たいなＧ８首脳会議は世界経済は安定化の兆候が見えてきたので、歳出
拡大から財政再建に路線変更の出口を探る事で一致した様です。
地球温暖化は昨年の洞爺湖サミットで合意した５０%削減の長期目標達成のために
８０%削減を新興国にも協力を求めることで一致を見たと言う。
サテ是から本題に入ろうと言う時に中国の離脱は大変な痛手です。
これでは今回のサミットは失敗と言われそうです。
サミットそのものが現状に合わないものになってしまい、見直しが必要ではないか？
緊迫した国内の政局を放り出して勇んで参加した麻生首相も、初デビューの米国
オバマ大統領もこれでは肩透かし遭ったも同然です。
会期は未だ始まったばかり、出来るだけの成果を期待します。