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民主党政権公約と野党連合は大丈夫か?

2009-07-27 09:15:55 | Weblog
この処自民党か民主党か二大政党の政権選択選挙の色合いが強く打ち出されて居ます。
112議席の民主党が単独過半数を制するには現在議員の倍以上の129議席を確保しなくてはなりません。
今の流れから予測して決して不可能な数値では無いとも思われますが、その後の
議事運営にはどうしても多党の支援無くしては維持出来ません。
現在共産党は核兵器のない世界を。戦争のない平和な世界を。憲法第9条の絶対堅持を叫んで衆院選を戦って居ます。
社民党は大金持ちには増税を。金に困った人には減税を。福祉政策をモット。憲法改悪反対。自衛隊海外派遣反対。
国民新党は基本的には郵政改革を元に戻せ。政治は地方から。
と少数野党は誠に結構なスローガンを掲げて選挙戦を繰り広げて居ます。
これに対し民主党の政権公約が明らかになって来ました。
自衛隊海外派遣や日米地位協定、日米同盟に理解を示す姿勢に大きく変わり消費税増税にも是認の考えを盛り込みました。
又具体的には子供手当2011年から前倒しを明記。農業戸別所得補償制度創設も
1年早く前倒しする。高校の実質無償化やガソリン税暫定税率廃止は2010年度
から実施する。
その財源は歳出のムダ使いの根絶や特別会計の埋蔵金を充てると言う。
又政治主導の確立のため事務次官会議の廃止。100名の議員が霞が関には入り
指導する。役所の縦ワリ行政を排除する。省庁のムダ使いを糾明する行政刷新会議
新設すると是も誠に結構な構想です。
ただ見込み予算の税額が大きく下回り「歳入欠陥」が発生し、財政はより厳しくなって来ている時に、この様な甘い構想で上手く行くか疑問です。
また自民党にも負けないバラマキ政策が華々しく謳われて居る事も気になります。
基本的には「亜流自民党」と言われる民主党の立場は殆ど自民党と変わりません。
国防や国家安全問題、憲法改正問題は、基本的には自民党と全く同じ考えの議員が
多い民主党、是を表に出すと党の分解や国民の賛同が貰えないと言う事で敢えて目
を瞑って居るのではと思える点が多く見られます。
これに対し、基本的には異なった考え方の他の野党と今後永く共闘組めるか疑問の
点が多い。
しかし我々は二大政党選択と言う事に誤魔化されることなく場合によってはキャス
ティングボードを握る可能性のある少数政党の政権公約にまで目を通したいもの
です。