日々好日

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8月まで国会延長・補正予算来月提出?

2011-06-15 09:28:54 | Weblog
国会は菅首相の退陣時期で右往左往しています。

民主党執行部の一部も災害復興を1日も早く軌道に乗せるには、菅首相退陣もやむ
なしと判断してポスト菅に向けて始動しています。

が肝心の菅首相は至ってやる気十分で何が何でも被災復興を軌道に乗せるまでは
辞める気はなく張り切って居ます。

ポスト菅後の適当な人材が居ない事が幸いして今の処菅首相の独断場です。

今回民主党は東日本大震災の被災者生活保護支援を柱にする2011年度第二次の
補正予算成立のため今国会会期を8月まで延長する方向で検討に入った様です。

民主党は初め今国会は22日の会期で終了させて二次補正は秋の国会審議との
方針で有ったが、与野党から突かれて軌道修正になった様です。

処が国会延長を主張して居た自民党が急に菅首相提出の補正予算は成立させない
何よりも菅首相退陣が優先と戦術を変更し国会延長にも反対を表明した。

今回の二次補正予算案はどうも予想されて居た数兆円規模の大型補正予算では
なく、一次補正予算を補完する小規模補正予算案作成の様だ。

特例公債法が成立する見込みのない昨今、財源を何処に求めるかが焦点になる。

財務省は税収の上振れ分を中心に10年度余剰金の財源を活用する方針とか。
10年度予想税収を上回った1兆円分が中心になりそうです。

従って補正予算の使い道は被災者生活支援に主眼が置かれ被災者の二重ローン
対策や地方自治体が自由に使える新たな一括交付金等に使用され規模は2兆円。

これで復興債を発行しなくても補正予算案が組めそうと見て居る様です。

菅首相はこの補正予算案と同時に再生エネルギー特別措置法案の成立にも意欲を
示して居ると言われるが、執行部の一部には是を菅首相の一定の目途と見て退陣を
迫り野党との取引にしたい意向も有るや思われます。

菅首相退陣を強く迫る民主党の参院議員達は、国会延長には反対で勿論補正予算案
を与党と同じよう成立させない方向で動く可能性が出てきたらしい。

何れにしても今回もどうやら被災者そっちのけで、党内の権力闘争や党利党略の
ため、国会延長や第二次補正予算が道具に使われる事は間違いなさそうです。