日々好日

さて今日のニュースは

中国日本国債大量買い

2011-06-18 07:37:02 | Weblog
先進国中で一番の債券発行残がダントツに多い日本ですが、特殊な債券引き受け方で
ギリシアやアイルランドみたいな取り付け騒ぎには今の処発展していません。

日本は銀行や生保等が国民の貯蓄運用の格好で国債の大部分を引き受けて居ます。
その割合は9割を上回るとさえ言われて居ますが、経済不況等で国債を手放すケース
が増えて居ます。

その国債が国際市場に流れ特に中国に買われて居る事が判明しました。

日本国債は利回りも10年債で1%チョットと言う低さで資金運用としては決して得策ではない。

今年に入り1~4月まで中国の日本国債買入高は5000億円を超えた模様で5月には
1兆円規模になったとの予想です。

日本国債を中国が買い入れる目的は中国は外貨準備の日本円の比率を引き上げて、ドルや
ユーロの比率を引き下げる事を狙って居るのではと言われます。

中国この処ユーロ圈との債務問題が大きくクローズアップされそのリスク分担の刃先が日本
国債の買い入れにむいたのではとも言われます。

1000兆円近くの国債残を保有する日本でその93%位は国民が引き受けていると言われる
現状では1兆円程の国債を中国が保有したとしてもどうと言う事は有るまいと言う向きが多い
かと思いますがそれは大変危険な考え方ではないでしょうか。

現在世界の債券をランク付けするある国際的業者は日本の債券をAAAからAAに格下げして、
まだ格下げを検討すると言う事を言ったとかと言う話しもあります。

問題はこの風評と言うかデマが一番恐ろしい。

忽ち日本売りが始まると収拾がつかなくなって恐らく今回のギリシア等と同じ状況になる恐れが
多分にあります。

今は中国が円建て資産を増やす手段として日本債を買って呉れて居るが、これが何時世界市場に
放出されるか少し心配です。

因みに日本債を世界で一番保有して居る国は英国ですが、近いうちに中国が一位に取って変わる
だろうと言われて居るとか。

有り余る財力を有し、今や米国にとって代わろうとして居る中国であるだけに少し不気味です。


日本GDP成長率マイナス0・7%

2011-06-18 06:49:48 | Weblog
世界通貨基金が、世界経済見通しの改訂版を発表しました。

其れによると相変わらず高い成長を続ける中国が前年比で9・6%。インド8・2%です。

是に対し東日本大震災に見舞われた日本は前年比でマイナス0・7%と予想外の悪化です。
今年4月に予測した1・4%を大きく下回り状況判断の甘さが指摘出来ます。

世界の鍵を握る米国GDPは前年比2・5%の伸びで4月予測知を0・3%下回りました。
またユーロ圏も順調に2・0%を記録し4月予測値を0・4%上回って居ます。

またIMFは来年の経済見通しを併せて発表しました。

インフレ抑制策のためか中国は9・5%。インドは7・8%と何れも前年比より低めの予測。

米国は経済低成長を見越し2・7%と相変わらず低めの予測です。
ユーロー圈も同じく1・7%とし厳しい経済状況を予測した様です。

是に対し日本は震災復興需要を見越し来年は2・9%の成長に反転すると予測した。
しかしこれはあくまで希望的観測で日本経済が世界経済の脚を引っ張る事は否定出来ないと
言う大方の見方が有力とか。

経済や政治は生き物でどの様に変化するのか予測は大変難しい。

経済予測は一種の占いで、当たるも八卦当たらぬも八卦の要素が多聞に多い。

勿論その道のエキスパアートが経験から予測するので恐らくハズレは少ないだろうが・・・