日々好日

さて今日のニュースは

夏本番果たして電力は大丈夫なのか?

2011-06-30 08:32:47 | Weblog
この処今年の夏を予測する様な真夏日が続き既に36度を記録した地域すら
出てきました。

九州等一部の地域は梅雨明け宣言が出され、入道雲が湧き急にアチコチで
真夏日の気温が報じられて居ます。

福島原発事故で電力不足に苦慮して居る東電を初め、全国の電力会社は、
急激に起きた脱原発の流れの中で、定期検査で稼働停止の原子炉を再開
出来ず、電力供給には可成り無理を強いられて居る様です。

今まで主力であった火力発電のフル稼働や補助的役割の水力等の是までの
稼働効率を上げて電力需要に備えて居る様ですが、夏場の電力需要は予測外
の恐れも懸念され大変憂慮されて居る。

政府は、お上の威光で7月1日から、東電や東北電管内を対象に、節電の
電力使用制限令を発動する事となった。

それによると、工場やオフイス等の最大電力使用量を昨年夏のピーク時より
15%節減する事を義務づけると言う。

又一般家庭にも15%節電を促すと言う方針です。

既に交通機関では夏場に向けて間引き運転可能路線は列車運行を少なくする
旨発表した私鉄等大幅に政府に協力を申し出て居る会社も有る様だ。

ただ原則終日稼働が条件の産業界では15%節減問題は大きく業績に響き
頭の痛い問題です。

一部大手自動車工場では稼働日を平日から休日に変更したり・勤務時間繰り上げ
のサマータイム導入する企業等もあって色々工夫して対処して居る様です。

ただ緊急の医療機関等は大変厳しく、また家庭でも高齢者が節電で熱中症になる
可能性も高く其処の処の見極めは大変難しい様です。

街中も急に薄暗くなり犯罪が多発気味とも言われ、路上での転倒事故も起き易い
様でそんなに節減も出来難い感じがします。

しかし何よりも街中が薄暗いと滅入ってしまい、憂鬱な気持ちになり希望が持てない
様でこれが一番手痛いのではないでしょうか?

また原発に頼れなくなった今何処も化石燃料の火力に頼らざるを得なくなって来た。

燃料の石油、石炭、天然ガス等の使用量が増加、地球資源の問題や空気汚染CO2
問題は陰に隠れてしまいそうです。

又是が毎月の各家庭への電気代に跳ね返り益々生活が苦しくなりそうです。

我々も節電には吝かではないが、余り強制させられるともっと國の電力政策を、
シッカリせよと言いたくなって来ます。

しかしこの見え見えの政府の節電強要が原発増強の理由にならない事を祈ります。

又再生可能エネルギー促進法案は又の名を「電力買い取り法案」と言われ此は各家庭に
買い取り代金を負担させる法案で余り歓迎されべきものではない。

其れより各企業でいまだ手つかずの照明器のLED化を促進すべきではないか。
LED化した場合消費電力は半減し寿命は3倍とも言われ早いLED化が望まれます。

ただ此には経費が莫大で仲々思いきれない企業が多いと思います。

政府が何とかLED化を後押しする様な施策は打ち出せないものでしょうか。