此までの内閣は次年度予算案を成立させるのに大変の時間を費やして予算案の修正にも
応じてどうにか成立させ、その予算執行の裏付けになる赤字発行の債券特例法成立で
是また苦労してきました。
処が衆院のネジレ解消・自民党1強時代到来でその心配は無くなり、又債券特例法と言う
都合の悪い法律も民主党政権時代に廃止させ、今は何の心配も要りません。
当然自民党や安倍政権の独壇場となって全てが意のままと言う事です。
2014年度予算案は、95兆8823億円と言う過去最高の予算です。
それにこの予算案に先立ち13年度補正予算案約5・515兆円を成立させて今回の当初予算
と併せ今年も15ケ月予算体勢で対処する構えです。
従って歳出規模は優に100兆円超えの過去最高規模となりそうだ。
国民とそては1円でも削減してムダな経費は落として貰いたい処ですが衆院での審議日数は
14日間で、審議時間は僅か70時間、これでは充分な審議をしたとは言えないでしょう。
後は幾ら反対しても参院送付後30日経てば自然成立します。
国民が臨む予算であれば大歓迎ですが、内容を見て見ればそうとも言えない点が見受けられ
もう少し審議をして欲しかった。
社会保障費が30兆円超えになった事、公共事業費や防衛費が2年連続で増額された事等々・・
税収が7年振り50兆円に回復した事は良い事ですがこれは消費税増税と言う国民から新たな
税金を取り立てて出来た増収です。
又財源不足を補う赤字国債発行高は41兆2500億円と予算案の半分近くを占めています。
此では健全財政確立は何時の事になるやら・・・
因みに民主党は公共事業費を削減し子育て支援を充実させる予算組み替え動議を提出。
維新の会と結いの会は赤字債券削減の修正案を共同提案。
いずれも否決されこれで来年度予算案の成立は決定的になりましたね。