日々好日

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ウクライナ問題緊迫化・苦慮する日本

2014-03-08 07:24:51 | Weblog

ウクライナ問題は南部のクリミヤ自治共和国が住民投票でロシア編入を目指した事
一挙に緊迫化を増して来ました。

ウクライナは長年ヤヌコビッチ大統領が独裁政治を続けて居ましたが是が昨年末
から急激に市民デモが高まり・政府弾圧となったがクーデター成功。
遂に大統領はロシアに亡命しました。

ウクライナは資源の多い國で石油等エネルギィー等で大変重要な國です。

国民はEU加入を望みますが、親ロシアのヤヌコビッチ大統領は此を許さず弾圧した。
ロシアとしてもウクライナが西側に行く事は阻止したいと此まであらゆる手を使って妨害
してきた経緯があります。

民衆の暴動からクーデター成功と見えたが、何しろ大国のロシアの事そう簡単には
済まない様だ。

ロシアは一時武力制圧をちらつかせたが欧米の圧力で武力制圧はしない事を約束
させられた。

が6割以上がロシア人と言うクリミヤ自治共和国の、ロシア国民を保護する名目で
クリミヤ半島に軍が侵入し殆どの機関を抑え占領しました。

その上での国民投票ですから結果は決まっています。
しかしクリミヤ自治共和国はウクライナの統治下にあって、もともとタタール人が居た
土地でウクライナ国です。

ウクライナは現在ウクライナ新政権が樹立され欧米は此を認めて居ますが、ロシアは
認めて居ません。

この一連の動きに対しEUはロシアが親欧米のウクライナ新政権と協議を始めないと
ロシアに対し渡航禁止や資産凍結の制裁を発動すると警告を発した。

此に対しロシアは制裁に踏み切れば報復措置を取るとやり返して居ます。

米国もロシアがクリミヤの実効支配を強めてから再三に亘りプーチン大統領と電話会談を
行い制裁発動やウクライナとロシアの直接対話・国際監視団受け容れ・クリミヤ半島からの
ロシア部隊撤収を求め今後制裁強化もあり得る事を示唆しました。

処で日本の態度ですが、安倍首相はロシアとの講話条約を結び北方領土問題一挙解決を
図るため専ら友好関係を深め近いうちロシアプーチン大統領訪日の予定も組まれて居る。
そのため対ロシアとの関係悪化は避けたい処です。

また米国オバマ大統領の訪日も組まれ居てどちらを取っても苦しい立場です。

一応日本政府はオバマ大統領の努力は支持すると言う立場を取っているが欧米から同調
の要請があった場合の対応は今の処不明との事です。

本当に日本にとっては厄介な問題と言うのが本音かも知れませんね。