日本大手の電気「東芝」の研究データーを、不正に流出させたとして警視庁は
不正競争防止法違反容疑で、東芝と提携して居る半導体メーカーの元技術者
を逮捕しました。
この元技術者は韓国半導体メーカーに転職する際東芝研究データーをコピー
して持ち出し、お土産代わりにしたものと思われます。
データーは記録用半導体の一種でNAAD型フラッシュメモリに関するもの。
東芝の技術者が開発したもので、データーを何度でも書き直し保存できる。
デジカメ・スマホ・USBメモリーに使用されています。
日本の最新鋭技術が海外流出する例は此まであった様ですが今回刑事事件
に発展したのは初めての事です。
それだけ日本も鷹揚に構えて居られない所まで追い詰められて居ると言う訳。
此までこの様に海外企業から好待遇・高給で誘われデーターを持ち出すケース
が起きて居るとか。
此には二つ要因が考えられる。
まず日本の企業は技術者を使い捨てにする傾向があって優遇して居ない
傾向がある事。
こういった技術やデーターは提携先メーカーと共有して居る点です。
韓国家電が急激に成長したのも、冷や飯を喰わされた技術者を再雇用して
技術開発を行ったのが一番の要因とさえ言われて居ます。
勿論現在韓国も広く世界から優秀な研究者を呼び技術開発をして居ます。
日本のデーターは韓国だけでなく世界の國から狙われて居るとも云えます。
日本も外国の優秀なデーターを狙って居る事も事実です。
競争の世界ですからデーターを盗んだ盗まれたは何処にでも転がって居て
珍しいものではないですね。
問題は如何にデーターや技術を守るかです。
此まで日本はデーターや技術等機密情報にオープンで脇が甘いと指摘されて
来ました。
日本の各社は社員採用の際秘密保持契約を結んだり機密情報アクセス制限
等を講じて居るが、一向に機密漏洩は減らない。
今後日本の企業が世界の世界の中で生き延びて行くためにも技術・データー
等の機密情報流出対策は益々不可欠な問題となるでしょう。