大手自動車・家電等今年の春闘は満額回答の6年振りベア実現と朗報が報じられて居ます。
連合加入の491労働組合が引き出したベースアップ・定期昇給を、合わせた全体の賃上げ
額は平均で6491円であったと連合が発表しました。
此は昨年賃上げが1218円だった事と較べて官製の春闘と言われ様が大変な成果です。
しかし一方中小企業は円安打撃で、原材料の高騰・ガソリン・電気料等の一斉高騰等で
大半の中小企業は、それどころでないと言う情況の様です。
従業員300名未満の企業労組278労組では、5560円で増加分は465円だったそうです。
労働力の4割は非正規労働者によって支えられて居ると現実では非正規労働者の賃上げ
を無視する訳には行かなくなってきています。
今回パート・アルバイト等非正規労働者の時給について89労組が平均で11・97円の
引き上げ回答を得て居ます。
流通部門では20円以上もアップした企業もあったとか。
何しろ時給を10円アップすると全体としては何億と言うコスト高になる世界です。
因みに契約社員の月給引き上げは58労組で平均2968円だったそうです。
今年の春闘はまずまずの成果と言えますが、4月から消費税増税が始まります。
増税分を補填可能な賃上げで有ったかどうかは今後の推移次第ですね。