日本の原発はエネルギィーの救世主として、政府の後押しでアチコチに建造
され、日本の産業を支えて来ました。
処が2011年東日本大災害で思いも掛けぬ福島原発事故が発生し、原発は
一転して悪魔とされ、日本中に原発廃止運動が始まった。
原発は安全性確認のため2年に1回定期検査を受けねば再稼働出来ません。
流れで日本中の原発は検査で再稼働出来ず稼働数ゼロと言う事態になった。
電力会社は火力発電で燃料代が嵩み経営が厳しくなって来た。
日本経済も変調を来してきた。
其処に阿倍政権が経済成長を促すアベノミクス政策を打ちだした。
産業の活性化には原発稼働が不可欠となって来ました。
阿倍政権は原発稼働の新安全基準を設定し、それに合格した原発から稼働開始
する事とした。
現在稼働中の原発は先日伊方原発3号機が止まったので川内原発2基と高浜原発
2基の4基が稼働して居ます。
今回原子力規制委員会は東京電力の柏崎刈羽原発の6・7号機が新基準の安全
審査に合格したと発表しました。
此処まで至るには様々な事が起きた様です。
一番は安全審査に厳しかった交替前の規制委員長が何故か退任前にGOサイン
を出した事が大きいと言われて居る。
これには経営が厳しくなった東電のため政治的配慮がなされたのではないかと
言う噂が流れて居るとか・・・・
柏崎刈羽は東電再建の鍵とも言われ今回の審査合格は大きい。
ただ新潟県知事や地元の同意を得るのは大変難しいので何時再稼働出来るかは
判らないそうです。
なし崩しの原発再稼働、新党の希望の党は公約で原発廃止をするそうですが
これに変わる代替えエネルギィーについては具体的ビジョンは出してない。
反対と言うのは易いが、それに変わる案を出して欲しいですね。