太平洋圏の貿易拡大を狙ったTPP協定は、各国合意がやっと出来て
発効寸前に、突然トランプ氏が米国離脱を宣言した。
是でTPP協定は消滅かと思われたが、自国第一主義の米国に対抗し
日本・豪州の努力で米国抜き11ケ国でTPP11の合意に達した。
日本時間の今日チリーのサンチャゴでTPP11の署名がなされます。
米国抜きで効果は半減されたが、遣り方次第では充分発揮出来るの
ではと思われる、いや思いたいです。
日本は6日閣議決定し、茂木経済再生担当大臣が署名式に参加。
TPP1の発効は来年早い時期を狙って居る。
ただ医療関連等22項目については米国が加入するまで凍結する事と
なった。
TPP11は発効しても、米国参加待ちと言う歪な門出となる。
その米国参加ですが、トランプ氏は自国に有利な見直しがない限り
参加する意志はないと頑な姿勢を崩しません。
トランプ氏が、消えて仕舞わない限り望み薄と見られる。
そのトランプ氏は鉄鋼・アルミの輸入の増加は国家の安全保障の
猛威と断じ、鉄鋼・アルミ輸入制限措置に署名しました。
対象国は例外なし、全ての国として居たが、トランプ氏は隣国の
カナダ・メキシコは除く事を表明した。
今後日本が友好国として除外されるかが注目される。
そのそもこの輸入制限措置はトランプ氏の選挙対策として打ち出され
たものらしく、共和党の票田となる米国鉄鋼界を狙った政策と噂され
ています。
本当に世界中がトランプ氏に振り回され居ますね。
そのトランプ氏、米国では不思議にも絶大な支持があるとはね・・・