4月で任期満了する黒田日銀総裁に対し、国会は黒田氏総裁再任と若田部副総裁
起用の日銀人事を承認しました。
黒田氏も若田部氏も、デフレ脱却には金融緩和と積極的財政出動を主張する。
一方併せて財政健全化と言う二足のワラジを履く阿倍政権は財務省が森友学園
問題で発言力が低下し、財政健全化は二の次に追い遣られそう。
国の借金は1085兆円超えで、是を国民一人ずつ負担すると実に一人当たり
850万円の負債を負担する事となる。
これは政府がサイフ替わりに日銀から債券発行し借りまくり財政赤字に充てた
ツケの結果である。
毎年予算案の3分の1は借金で賄って居ては何時まで経ってもプライマリー
バランスが黒字化する事は永久に来ない様だ。
お陰で我が国の稼ぎ高GDPの2倍の借金を負う事となった。
借金も財産と言うが、我が国でデフォルトが起きないのが奇跡の様なものだ。
黒田氏の考え方はまずは当面景気の回復が最優先で、景気が回復すれば、自然
税収も増して、財政健全化が可能と言う考え方です。
そのためには、まずデフレ脱却のため、金融緩和でカネを豊富にし国民に物を
買って貰い、目標の消費者物価指数を2%上げる事。
処が当面はこの金融政策が効果が出たが、今は弊害が出始めた。
各国は出口を探りだしたが、日本だけは金融緩和策は当分続くとして居ます。
阿倍政権とタッグを組む黒田日銀総裁・今後どうする積もりか?
決意の程聞きたいですね。