トランプ氏の日米安保見直し発言・日本はどう対処すべきか？

先般トランプ氏が日米安全保障条約は極めて不公平なものである
と言う発言で日米安保見直し討議が起きた。

トランプ氏は日米安保で日本が攻撃された場合米国は日本を守る
義務があるが、米国が攻撃されても日本は米国を守る義務がない。
これは大変不公平な条約だと言う趣旨の発言をした。

此れは確かな事で、日本は不戦の誓いと武器放棄を憲法に謳って
居る関係上自分を守る自衛は許されているが他国を攻撃する事は
禁じられています。

ただ現在世界平和協力の名目で海外での戦争協力を憲法解釈の
範囲内で行っています。

原則的にはこれは憲法違反ですが、独立国として遣って行くには

許容範囲として認められるのでしょう。

日米安保保障で米軍は日本に広大な基地を確保し極東・中近東

に睨みを効かせて居ます。

どちらかと言えば日本防衛のための基地でなく、米国の世界覇権
の基地とさえ見えます。

本当に米国はロシア・韓国・中国と事が起きた場合日本の味方を
して呉れるのか？この頃が疑問に覚えてきました。

今回のトランプ氏の発言が如実に語っていますね。

日本は米軍基地では世界一の優遇策を行っています。

巨額な米軍基地維持費の一部を国防費から出しています。
おまけに泥棒に追い銭みたいな、おもい遣り予算等で優遇して居る。

其れなのにトランプ氏の言い分はなんたる事だとなって来ている。

現実問題として日本防衛は日本だけでは無理でどうしても米軍の

力を貸らねば不可能です。

そこに日米安保問題見直しのウイークポインがある様ですね。

F１６戦闘機台湾へ売却で一気に高まる米中関係悪化・トランプし保安でも中国に揺さぶり

米中貿易摩擦で米中間は最悪な状況になりつつある中トランプ氏は
台湾に最新鋭戦闘機F16を６６機売り渡す事を決定した。

中国は一国二制度で香港の自治は認めて居るが台湾に対しては中国
本土であり、台湾政府を認めようとしてません。

台湾には中国に従うべきと言う声とイヤ台湾は独立すべきとの二つの
声があってこの両者のせめぎ合いが今も続いて居ます。

これに対し米国と台湾の関係は、中国を意識しながら中国の軍事的
猛威から台湾を守る義務を負う台湾関係法が制定され此れまで
台湾に武器輸出が行われて居る

ただ米国と台湾は正式には国交がない。

此れは日本が中国に気兼ねして台湾との関係を誤魔化して居る
のと同じ理屈です。

大国の中国と事を構えたくはないが、世界のトップの座を中国に
明け渡す訳には不可ない米国です。

米国にとっては中国は最大の貿易赤字国でもある。

トランプ氏はこれを何とか是正しようとして米中貿易戦争真っ最中
です。

今や中国は軍拡を進め米国に猛威になりかねない状況です。

敵の敵は味方の論理で保安の方からも中国を揺さぶる意向の様。

中国としては香港問題にも米国が不当に介入しようとして居ると
みて益々態度を硬化させるのは必至です。

此処でも大変危険な状況が出て来た様です。

お互いチキンレースで限界まで脅し合う下手をすれば大戦の緒と
なる危険性がありますね。