アフリカ開発会議閉幕・一帯一路政策の中国アフリカ対策には日本は財政的に歯が立たない、限界を知る

アフリカ５３国を招いて横浜で開催されたアフリカ開発会議は質の高い
インフラ投資により日本がアフリカに寄与すると言う横浜宣言を採択し

閉幕しました。

今回は参加国の内４２ケ国はトップクラスの首脳が出席すると言う過去
最高の会議でした。

中国の世界経済覇権構想一帯一路戦略、アフリカをカネの力で

豊富な資源を買い漁り、インフラ工事で一躍近代国家にして行った。

その代わり中国に莫大な負債を負わせられ土地の一部を中国へ提供
する羽目になった様だ。

これは欧米が克って未開地等で遣った戦略とよく似ていますね。

日本はアフリカに早くから目をつけ支援して来たが、後から来た中国
の国家プロゼクトには敵いません。

日本は民間企業の支援でアフリカ開発ですが、中国は国家プロゼクト
でカネ・機材・労働力全てを持って来てですから、これには敵いません。

今回日本はアフリカ諸国を集め巻き返しを図ったが強大な中国の前
では限界がありますね。

一応日本もインフラ投資に参加してアフリカを支援すると言う横浜宣言
で体裁はとったが、そこまでの様ですね。

アフリカ諸国にもそれぞれ事情がありそうです。

トランプ氏対中・ロに対抗し宇宙軍発足

今までSFの世界の話しであった宇宙軍が現実の問題とし各国が真剣に
検討を始めた様です。

各国の人工衛星の防御や宇宙区間を超えたサイバー攻撃が現実となり
各国は真剣に検討を始めて居ます。

我が国も自衛隊の中に宇宙部門担当の部隊を創設して居るとか。

今回トランプ氏は陸・海・空・海兵隊・沿岸警備に続く6番目の独立軍とし
宇宙軍の創設を指示し２０２０年までに立ち上げたい意向の様だ。

当初２８７名で宇宙軍を創設する。

今後は英・豪・ニュージランド・日本・仏・独と同盟を結び訓練・演習に
取り込む意向。

これは益々巨大化して行く中国・ロシアに対抗して行かねば国家の
危機と認識が強い様です。

うかうかすると我が国のスパイ衛星も中国等から攻撃を受けるかも
知れませんね。

2０20年度概算要求１０５兆円予算肥大化・社会保障費や防衛費増大

財務省は２０２０年度各省庁の概算要求を締め切りました。

一般会計の要求額は１０５兆円超えの過去最大となった。

社会保障を統括する厚労省が一番多く３２兆６２３４億円と３分の１近く
を占めます。

概算要求が急増したのは防衛省で高額装備品取得等で５兆３２２３億円
要求。

災害頻発で国交省は昨年度当初予算比１８％増の７兆１０１億円要求。

総務省の地方交付税と特例交付税は昨年比２・７％増１６兆４２４６億円

借金返済の国債費は２４兆９７４６億円と予算全体の４分の１を占める。

特別会計の東日本大震災復興予算要求は２兆２４２億円。

増税景気対策はポイント還元事業等で１９年度を継続。
国土強靭化緊急対策も昨年度を継続。

今年１０月から始まる幼児教育無償化・２０年の高等教育無償化と
合わせ別枠とする。

要求額を詳しく見ると就学氷河期世代支援６５３億円。
児童虐待防止に１７２５億円・通学路交通安全に１６１９億円。
登下校じ見守り指導員増員へ４億円。
災害対策とし水害に５６２３億円・土砂災害に１１６７億円・地震に

１９９９億円・海洋プラ対策に１８８億円。

中小企業支援に２３２億円・豚コレラ防止で自治体に５０億円。

F３５戦闘機取得に８４６億円・護衛艦空母化改修３１億円。
過去の兵器でローン払いは昨年比で９・９％増２兆１６１５億円
他に未だ見通しが立ってないイージスアショアに１２２億円要求。
WTOへ関与強化で２億円。

東京五輪選手強化で１１０億円・警備対策で３００億円。

各省庁は此れは必要経費として要求して居るが何処まで査定で

落とされるか？

この頃は財政健全化は二の次となり景気回復に重点が置かれ
財政規律は益々緩んで来て居る様だ。

此のままで行くと２０２０年度予算は１９年度の１０１兆４千億円を

軽く超えてしまうかも知れません。