国との約束で誕生した長崎新幹線所謂西九州新幹線は開業し
1年が経過しました。
日本一短い新幹線で停車駅も長崎・諫早・大村・嬉野温泉駅
の4駅で長崎博多間所要時間は今までの地方特急とは30分
しか短縮されない事。
それはフル規格が佐賀県の反対で、長崎から嬉野温泉駅まで
で、博多までは在来線へ乗り換えで運用されるからです。
長崎新幹線には6200億円がつぎ込まれて居ますが全線フル
規格化すると佐賀県の負担は1000億円も増えると言う理由で
佐賀県が反対し全線フル規格化は先が見えません。
それでも長崎新幹線の利用客は237万人で沿線はホテルや
商業施設が建造され活気を呈して居ると言う。
ただもし全線フル規格化が実現しても乗り換えなしで新大阪
まで行ける訳がなく、赤字運営が懸念されて居ます。
走行する列車は、N700Sをベースのかもめ号ですが、出せる
スピードの関係でも大阪まで乗り換えなしでは行けないと言う。
全線フル規格になっても路線の関係からも博多駅で乗り換えと
なると、今までと変らないではないかと言う事になる。
佐賀県の全線フル規格化反対には負担費用ばかり増えメリット
がないと言う点では納得出来ますね。
これを国や長崎県がどう佐賀県を説得するか?
来年3月には東北新幹線が金沢から敦賀まで延ばされ開業する。
更に四国新幹線も50年先実現の声もあるとか。
政治的に生まれた長崎新幹線は問題が多く、益々取り残されて
行きそうです。