諸星大二郎 1980年 双葉社アクション・コミックス
副題は、そのまんま「諸星大二郎傑作集」なわけだが。
どーでもいーけど、初版の発行が1980年11月、私の持ってるのは1981年10月だが、なんと15版だ。
マニアックな一冊だと思ってるんだけど、売れたのか、そんなに?
(…まさかチョコチョコ描き直して版を重ねたわけでもあるまいし。でも、ただの増刷だったら「15刷」って書くか? うーん、謎だ。)
だいたい、1978年から79年くらいに発表された短編が集められてます。
当時私は少年ジャンプくらいしか定期的に読んでなかったんで、「アクション」とか「月刊OUT」とかに掲載されたこれらの作品は、この単行本を読むまで知りませんでした。
(いつ、この単行本を初めて手に入れたかが、忘れちゃってて、また謎。)
ジャンプに載ってたものに比べたら、ずいぶんと違ったテイストだなー、とは思いましたけど。
まあ、正直言って、「暗黒神話」や「孔子暗黒伝」より先に、こっちを読んでたとして、いまと同じくらいファンになったかは、わからないですけど。
だって、シュールと言ったらいいけど、ビミョーな感じのやつも多いですから。
コンテンツは以下のとおり。
「コンプレックス・シティ」
「鯖イバル」
「アリゲーター」
「ブラック・マジック・ウーマン」
「真夜中の会合」
「人をくった物語」
「遠い国から」
「砂漠の真ン中に」
「セント・ピーター号上の昼食会」
「海の中」
「ヨシコちゃんと首たち」
「ふしぎなナプキン」
「むかし死んだ男」
「ジュン子・恐喝」
単行本タイトルにもなってる「コンプレックス・シティ」は、ゼピッタ・シリーズと呼ばれてるもので(他の作品があるのを、私が知ったのは、ずいぶん後だけど)、人間とロボットが対立している町の話。
どーでもいーけど、この話のなかで、主人公がある小話をすると、人間もロボット(特別に笑いの回路が作られたロボット)もサイボーグも笑いが止まらず転げまわるという一幕があるのだが、その小咄の全容が明かされることはない。
非っ常ーっに気になるんだが、まあ、その語られざる小咄が、実在するわけでもなかろう。
モンティパイソンにも何かそんなのあったっけ?(殺人ジョーク?)
「鯖イバル」も、けっこう好き。
砂漠の真ん中に不時着した一行が、巨大な鯖の缶詰を発見するって話なんだが、まあ、どこまでナンセンスとして読むか、それとも不条理を真剣に考えるべきか、って頭ンなかフラフラさせられるとこが楽しい。
巻末の「ジュン子・恐喝」だけ、1970年のもので、飛びぬけて古い。これがデビュー作といわれている。
副題は、そのまんま「諸星大二郎傑作集」なわけだが。
どーでもいーけど、初版の発行が1980年11月、私の持ってるのは1981年10月だが、なんと15版だ。
マニアックな一冊だと思ってるんだけど、売れたのか、そんなに?
(…まさかチョコチョコ描き直して版を重ねたわけでもあるまいし。でも、ただの増刷だったら「15刷」って書くか? うーん、謎だ。)
だいたい、1978年から79年くらいに発表された短編が集められてます。
当時私は少年ジャンプくらいしか定期的に読んでなかったんで、「アクション」とか「月刊OUT」とかに掲載されたこれらの作品は、この単行本を読むまで知りませんでした。
(いつ、この単行本を初めて手に入れたかが、忘れちゃってて、また謎。)
ジャンプに載ってたものに比べたら、ずいぶんと違ったテイストだなー、とは思いましたけど。
まあ、正直言って、「暗黒神話」や「孔子暗黒伝」より先に、こっちを読んでたとして、いまと同じくらいファンになったかは、わからないですけど。
だって、シュールと言ったらいいけど、ビミョーな感じのやつも多いですから。
コンテンツは以下のとおり。
「コンプレックス・シティ」
「鯖イバル」
「アリゲーター」
「ブラック・マジック・ウーマン」
「真夜中の会合」
「人をくった物語」
「遠い国から」
「砂漠の真ン中に」
「セント・ピーター号上の昼食会」
「海の中」
「ヨシコちゃんと首たち」
「ふしぎなナプキン」
「むかし死んだ男」
「ジュン子・恐喝」
単行本タイトルにもなってる「コンプレックス・シティ」は、ゼピッタ・シリーズと呼ばれてるもので(他の作品があるのを、私が知ったのは、ずいぶん後だけど)、人間とロボットが対立している町の話。
どーでもいーけど、この話のなかで、主人公がある小話をすると、人間もロボット(特別に笑いの回路が作られたロボット)もサイボーグも笑いが止まらず転げまわるという一幕があるのだが、その小咄の全容が明かされることはない。
非っ常ーっに気になるんだが、まあ、その語られざる小咄が、実在するわけでもなかろう。
モンティパイソンにも何かそんなのあったっけ?(殺人ジョーク?)
「鯖イバル」も、けっこう好き。
砂漠の真ん中に不時着した一行が、巨大な鯖の缶詰を発見するって話なんだが、まあ、どこまでナンセンスとして読むか、それとも不条理を真剣に考えるべきか、って頭ンなかフラフラさせられるとこが楽しい。
巻末の「ジュン子・恐喝」だけ、1970年のもので、飛びぬけて古い。これがデビュー作といわれている。