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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

今宵、あの頃のバーで

2011-11-19 22:12:47 | 読んだ本

先崎学 2011年10月 日本将棋連盟
おととい11月17日が「将棋の日」だったから、というわけではないが。
棋士・先崎八段のエッセイ集。
この本は将棋連盟から出てるけど、もともとは毎度おなじみの週刊文春連載のエッセイ「先ちゃんの浮いたり沈んだり」から。
81編を再編集して収録ってなってるけど、81ってのは、たぶん、将棋盤の升目の数(九×九)にちなんでんぢゃないかと。
で、“浮いたり沈んだり”は、これで4冊目かな。全部もってるけど、今回もいろんな話があって、あいかわらず面白い。
今回は、NHKの講座やってた時期だったんで、関係するエピソードがあったり、「ボクシング将棋」(1ラウンド交互にボクシングと将棋で戦う)という企画を実際にやったりとか。
でも、なかでも、やっぱりおもしろいのは、変わったひとが多い(と自他共に認めてる)棋士の言動である。
一部だけ抜き書きしても、意味は伝わらないかもしれないけど、今回も、郷田九段が「将棋は情念のゲームだからなあ」とか、カッコいいことを言ってたりする。
※2021年10月2日追記
大きな章立ては以下のとおり。
第1章 摩訶不思議な棋士の脳
第2章 将棋まつりの悲劇
第3章 将棋はコワいねえ
第4章 ミステリーおたくの名推理
第5章 将棋を指す日常が揺れた三月十一日

コメント
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