出久根達郎 1992年 文藝春秋
前に『作家の値段』という一冊を読んだだけだった、出久根氏の本、古本屋でふと見つけたんで、買ってみた。
(定価1500円ってカバーにあるけど、税込315円でした。)
著者が営む古本屋関係のエッセイ集。
タイトル作の「漱石を売る」は、夏目漱石の書簡を二通手に入れたんだが、ひとつは「お悔やみ状」なので、縁起でもないもんだから、買い手がつきにくい。それをとうとう客のツテで25万円で売れそうになったんだが、結局売れなかった、という話。
そのほかにも、古本屋を訪れる変わった客や、万引の話など、おもしろい話が満載。
って、そういうのおもしろがるのは、私が古本屋になりたいと思ってるから、っつーだけなのかもしれない。
前に『作家の値段』という一冊を読んだだけだった、出久根氏の本、古本屋でふと見つけたんで、買ってみた。
(定価1500円ってカバーにあるけど、税込315円でした。)
著者が営む古本屋関係のエッセイ集。
タイトル作の「漱石を売る」は、夏目漱石の書簡を二通手に入れたんだが、ひとつは「お悔やみ状」なので、縁起でもないもんだから、買い手がつきにくい。それをとうとう客のツテで25万円で売れそうになったんだが、結局売れなかった、という話。
そのほかにも、古本屋を訪れる変わった客や、万引の話など、おもしろい話が満載。
って、そういうのおもしろがるのは、私が古本屋になりたいと思ってるから、っつーだけなのかもしれない。