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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

ゆく馬くる馬、乗馬はつづくよ何処までも

2012-11-05 19:05:13 | 馬が好き
きのう、美浦での私の乗馬生活の恩人(馬だけど)ともいうべき、フラヴォンが、乗馬苑を去った。

最後の日も、いつもと同じように、マジメに少年団たちと一緒に練習してた。
人の言葉が(馬だけど)わかるしね、付き合いがいいし、練習相手としてはサイコーだったよ、フラヴォン。
午後に迎えが来るっていうんで、昼にお別れを言いに行った。
リンゴ1個もってたから、そっちに気をとられて、最初は俺の言うこと聞いてなかったけど。
「おまえには、ホントに、世話になったな。」って話しかけたら、お別れだってことは分かったみたい。
(でも、もしかしたら、私のほうが転勤すると思ってたかもしれない、フラヴォンったら。)
丈夫で、めったに休んだりしたことなかった馬だし、心配してないけど、いつまでも元気でいてほしい。
新しいとこ行ったら、自分より(フラヴォンは今年20歳)年下の生徒たちばっか乗っけるんだろう。
乗馬の楽しさを教えてやってくれよ、頼むぜ。

ゆく馬あれば、くる馬あり。
フラヴォンにお別れを言いに行ったんだけど、乗馬苑には一方で新しく仲間入りした馬がいた。

馬名は、シャイニンロミオ。父ディープインパクト(!)、母シャイニンレーサー、母の父ノーザンテーストの、鹿毛、4月11日生まれのサラブレッドである。
最後に競馬走った10月28日の馬体重は514キロだったそうだけど、なんかコンパクトに見えた。
慣れない場所で、まだ落ち着きなかった感じだけど、がんばれよな、ここが君の新天地なんだから。

さてさて、そんなこんなの出会いや別れもありながら、乗馬はいつものように続けるよ、いつだって。

先週木曜日には朝練でシングンレジェンドに乗った。
いろいろあって後肢の調子がよろしくないんだけど、コンビネーション(といってもクロス二つだけ)飛んでみたら、なんか前と後ろの動きがくっついてない感じで、ひやひやした。
まあ私はそういうのキライぢゃないんで、一回飛ぶたびにホメまくったりしながら、けっこう楽しかった。

きょう乗る馬は、フラワータキシード。
(朝、行ったら、ナモンゼウスとの二択。どっちが最近乗ったっけって分かんなかったんだけど、記憶掘り起こして記録ササッと調べて、フラワーのほうがわずかに御無沙汰だったんで、こっち選んだ。)
こないだまで暑い暑いって言ってた気がするけど、今週から馬たちは馬着(ばちゃく=馬の服)着てるよ。
(よく見たら着崩れしてる写真になっちゃった、ごめん。)
脱がしてみたら、冬毛がけっこう長い。
乗馬んときの体感温度はあいかわらず(北国にいたときの習性で?)高くて、腕まくりしてる私は、馬たちは常に季節先取りだからなぁとか思いつつ、馬装する。
自然の摂理にのっとった新陳代謝をしても、油断するとバリバリバリっと毛を刈られちゃうんだから、馬も可哀そうだ。

そしたら、馬場に入って、常歩。
常歩のうちに、いろいろ、やりとりしてみる。
力いれて手綱引っ張ると、ハイハイーっとばかりに、なんぼでもクビとアタマ起こしてきちゃうフラワータキシード。
そうぢゃなくて、前にグイグイと進みつつ、うけてちょうだいよ、そのポジション探りましょ、って試行錯誤する。
前に出てったとこで、ちょいとタメるような感じにして、そっから伸ばしてやる、いー感じで馬のアタマが前下方に伸びてく、いーねいーね、頭頸の伸展のマネごと繰り返す。
そしたら速歩、最初は手綱タラタラ。
もっと動け、もっと動けってやるんだけど、あんまり積極的な感じぢゃない、フラワータキシード。
しばらくしたら、手綱短く持って、詰めたり伸ばしたり。
ジーッと詰めて、ガマンさせたあと、ほれ伸びてみってやると、矢が放たれたように、サクサク動くよ。

そしたら、駈歩。
速歩でうけて、ギューッとパワーがたまったような感じがしたとこから、外の脚ひいて、ギュッて出すと、ポンと出るよ、駈歩が。
左右の手前で、輪乗りでおとなしくやったあとは、蹄跡に出てみて、伸ばしてみる。
ホイホイーって嬉しそうに伸びてくフラワータキシード、馬のやる気感じると、楽しい。
しばし、5分の休憩、常歩。
馬場に2頭しかいないから、いつもより大きな(直径40メートルくらいの?)輪乗りして、あれこれやる。
速歩の詰めたり伸ばしたり。乗り始めんときはタラタラしてたんだけど、ウリャウリャって要求すると、ときどきカツカツって後肢が前肢に当たる音がしたりして、それなりに動いてく。
どうも、前段階から、駈歩から速歩、速歩から常歩とか、シフトダウンしたときに、「フィー、おわったぁー」とばかりに馬がギューンと手綱をさらおうとするとこあるから、そこは抵抗して阻止する。「ダメ、スピードダウンしても、もたれない」って話しかけると、まあまあそれなりに反応して動いてはくれる。
なんか、さっきまでより乗りやすいな。パタンパタン跳ねあげられるような感じが減った、すこし馬の背中が丸くなってきたような気がする。
輪乗りのなかで、常歩⇔速歩、速歩⇔駈歩のギアチェンジをさんざやったら、そのあとは駈歩で詰めたり伸ばしたり。
詰めて40歩くらいの輪乗りを、伸ばして三十数歩(数えてたけど憶えてねーや、そんなの)で行ったりするのを、繰り返し。

伸ばしたときに、さっきまでより上手に坐れてる自分に気づく。
坐るっていっても、尻を押し付けるんぢゃなくて、足首とひざの関節がうまいこと開閉してる。この感覚を大事にしたいなぁ。
詰めたときはいうこときくけど、伸ばしたときは、イマイチ手綱がプランプランで、受けながら伸ばしてんぢゃないなってことは自分でも気がついたんで、反省、次回の課題。

練習のあとは、好きなように転がることさせてやって、全身洗ってやる。
毛が長いから、なかなか乾かないよ。
おなかすいてイライラしてくる馬に、おやつのリンゴやったりして、ごまかす。
安いから買ってったキャベツやったら、フラワータキシードはやっぱ食べなかったけど。(ニアフュージョンはバリバリ食べた。)
コメント
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