
馬車道(ばしゃみち)って、通りがある。
なんでそういうのか知らないけど、まあ、きっと開港したころに、馬車が通ったんだろって、容易に想像はつく。

んで、ふしぎなことに、この通りに並ぶ店は、どんな業種であれ、同じマークを看板に掲げてる。

たぶん“馬車道マーク”なんだろうと思うが、その意味とか、いきさつについては知らない。

知らないけど、いいことだよね、そういうのは。
歴史に対する敬意というか誇りというか、とにかく自分たちの立ち位置を大事にしてることを感じる。
どうでもいいけど、「馬車道に馬車を走らす」ってのが、私の野望というか妄想のひとつだったりする。やってみてえなあ。
それはそうと、馬車道の隣の隣くらいの通りのほうが、私は好きだったりする。

通りの名前は(名前があることすら)知らなかったけど、いま地図みたら「関内桜通り」だって。
ここの桜は、ソメイヨシノぢゃなくて、八重桜みたいなもの(正確な品種は知らんけど)だから、ちょっと後まで残って咲く。

グッグッて咲いてる、その存在感が好き。
写真は先週4月8日に撮ったもの、さすがに今日は残ってなかった。
どうでもいいけど、今日このへんを歩く機会があったんだが、いまの季節の午後6時くらいが、散歩にはいちばんいいね。
日はほとんど沈んでんだけど、まだ完全には暗くなくて、なにより暑くも寒くもなく。
うまく言えないけど、なんかフラフラと外をさまようには、いい時間帯だと思った。