いしいしんじ 2002年 理論社
これまた実にひさしぶりに読み返してみた。って、なんで私がこれの初版を持ってるのか、自分でもわからないんだけど。
音楽家で担当はおもにティンパニの祖父、数学者で学校の先生を職業とするかたわら自身のテーマの研究に没頭する父、そして成長するにつれ背ばかり高くなった主人公の少年。
で、この少年は小学校にはいってすぐくらいのときから、「とん、たたん、とん」って足音をたてて麦ふみをするクーツェって存在を、自分のなかにかかえることになる。
親子三代が大きな島の港町についてすぐ、祖父は町の人たちのつくる楽団の音を聞きとがめ、本当の音楽を教えるべく猛烈な指導をはじめる。
その甲斐あって、コンクールでも好成績を収めるんだが、やがて町は天災(みたいなもの?)にみまわれる。
中学を卒業した少年は、さして疑問も持たず、それまでの音楽活動の流れから、都会の音楽学校へ進む。
学校はおもしろくないけど、その街で目のみえない元ボクサーに出会うことで、運命はまた変わる。
彼のいないあいだに、育った島の港町では、こんどは人の手というか、悪人による災難がまたもたらされる。
目の見えないボクサーの紹介で、主人公は外国の音楽家、これまた目の見えないチェロ奏者のところへ弟子入りする。
そこでもまた事件が起きるんだけど、最後は自身のルーツにかかわる、物語の全容が解明されるとこが分かりやすくていいやね。
とん、たたん、とん。
これまた実にひさしぶりに読み返してみた。って、なんで私がこれの初版を持ってるのか、自分でもわからないんだけど。
音楽家で担当はおもにティンパニの祖父、数学者で学校の先生を職業とするかたわら自身のテーマの研究に没頭する父、そして成長するにつれ背ばかり高くなった主人公の少年。
で、この少年は小学校にはいってすぐくらいのときから、「とん、たたん、とん」って足音をたてて麦ふみをするクーツェって存在を、自分のなかにかかえることになる。
親子三代が大きな島の港町についてすぐ、祖父は町の人たちのつくる楽団の音を聞きとがめ、本当の音楽を教えるべく猛烈な指導をはじめる。
その甲斐あって、コンクールでも好成績を収めるんだが、やがて町は天災(みたいなもの?)にみまわれる。
中学を卒業した少年は、さして疑問も持たず、それまでの音楽活動の流れから、都会の音楽学校へ進む。
学校はおもしろくないけど、その街で目のみえない元ボクサーに出会うことで、運命はまた変わる。
彼のいないあいだに、育った島の港町では、こんどは人の手というか、悪人による災難がまたもたらされる。
目の見えないボクサーの紹介で、主人公は外国の音楽家、これまた目の見えないチェロ奏者のところへ弟子入りする。
そこでもまた事件が起きるんだけど、最後は自身のルーツにかかわる、物語の全容が解明されるとこが分かりやすくていいやね。
とん、たたん、とん。