many books 参考文献

好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

日刊吉本良明

2013-08-14 20:16:02 | マンガ
よしもとよしとも 1990年 角川書店
きのうのつづき。
こっちのほうが時期的には先だった。
1986年から翌年にかけての「ASUKA」に連載された四コマが中心。
ってことは、江口寿史が「なんとかなるでショ!」をやってたのと同時期。
作中にも、ある月に増ページされて喜んでたら、「ビッグEがのってねー」(穴埋め)なんてとこありますが。
(江口のマンガのほうにも「さっきからあそこでこっちみてんの…よしもとくんじゃない?」なんて、ハサミもったよしともが出てくるシーンがある。)
ほかにも、桜沢エリカさんも出てくるし、岡崎京子の仕事場におしかけてって「セカンド・バージン」(第20話とおもわれる)の原稿描くの手伝ったりする話もあります。
どこまで実話ベースなのかどうか定かぢゃないけど、年上の彼女と同棲してて、マンガ描く以上にバンド活動に熱心で、さいご大学を中退しちゃう毎日が描かれてます。
ほかに長編も2つあるんだけど、これについては、4コマのある回で自ら「かといって俺のストーリー物 やっぱりウケ悪くて」と自嘲しているように、いまひとつピンとこない。
どうでもいいけど、帯には、私の好きな二大漫画家、江口寿史と岡崎京子の推薦の言葉がある。ヲカザキ氏のほうを引用してみる。
>ヨシモト君は天才だと思うけど、そうじゃないかもしんない。まんがを愛しすぎて人格的には少々問題あると思うけど、そうじゃないかもしんない。私はヨシモト君が宇宙一のまんが家になってくれたらタコヤキおごってほしいです。そこんとこ、ヨロシク。
コンテンツは以下のとおり。
「日刊吉本良明」
「青春の吉本良明」
「エレキの吉本良明」
「7-12」
「六月の桜」
「岩窟王子」
コメント
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